カナダグースのクリーニングおすすめ店10選|失敗しないお店選びのポイントは?

ワーママみゆ
こんにちは!3人のちびッ子の育児でてんやわんやのワーママみゆです!

「念願のカナダグースを購入したけれど、お手入れやクリーニングの方法が分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

普段着ている衣類とお手入れ方法が違うものを購入すると、煩わしさを感じることがあります。しかし改めて確認すれば、難しくないことも多いです。

今回はカナダグースのクリーニングやお手入れを解説しました。

※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。

この記事の監修者


クリーニング師渡邊さん
渡邊 隆徳 さん(クリーニング師 / 革修理マイスター)
ドライクリーニング平石屋 代表(福島県二本松)。国家資格のクリーニング師の資格を保有し、クリーニングのみならず衣類の幅広い補修を得意とするスペシャリスト。Youtubeでは一般ユーザーにわかりやすいクリーニング知識と修復に関する様々な情報を発信中。

\先にクリーニング店をチェックする!/
カナダグースのクリーニング店おすすめ10選

目次

カナダグースのクリーニングの頻度はどれぐらい?

衣替えイメージ確かな保温性と吸湿性をほこるカナダグース。より高い品質を保った状態をキープするには、定期的なメンテナンスが必要です。

カナダグースのクリーニングを出すタイミングはシーズン毎なのか、それとも頻繁に出す必要があるのか、詳しく説明していきます。

カナダグースをクリーニングに出すベストな頻度は?

カナダグースは1年に1回程度、クリーニングに出してください。1シーズンが終わったときに出せばいいので、何度もクリーニングする必要はありません。

しかしそのシーズンに着用したことがあるのに、クリーニングに出さないのはあまり良くありません。1度でも着用していれば袖や襟に皮脂汚れが付着するので、必ずクリーニングに出すようにしましょう。

着用の頻度によっては1シーズンに2回がおすすめ

ダウンジャケットを着用する基本的にシーズンオフして保管前に1回クリーニングに出せば問題ありませんが、例えば外の仕事で長時間着用することが多い方や、毎日のように着用している方は1シーズンのうちに2回程度、クリーニングに出すことをおすすめします。

また、汚れや臭いなどの状態によって臨機応変に対応しましょう。

放置してしまうと、クリーニングに出しても取れなかったり、色褪せ変色・生地の傷みの原因となる可能性があります。

着用回数が少なくても、衣替えの前に

冬物衣替えシーズンの中でも使用頻度が少なかったり、冬の気温があまり下がらず活躍の機会が少なかった場合など一見汚れていないように感じるかもしれません。

目に見えない汚れや、中に染み込んだ汗など少量でも残っていると、そこからシミが浮き上がってくる原因となります。

シーズンオフになったら、必ずクリーニングに出すようにしましょう。

汚れがついてしまったり、汗をかいてしまった時

保温性の高いカナダグースは室内や電車の中などで着用していると、暑くて汗をかいてしまう事があります。

特に肌と直接触れやすいエリなどの部分には、汗や皮脂が羽毛部分にまで染み込んでしまいがちです。中にまでこもった汗は悪臭の原因となります。

また、アウターのため外気の影響や飲食時の汚れ、雨や雪などの水汚れなども受けやすいアイテムです。一旦、固く絞ったタオルなどでふき取ることで応急処置は可能ですが、内部にまで染み込んでしまうと変色やシミになってしまいます。

汚れや汗が急についてしまった場合には、すぐにクリーニングに出すと安心です。

臭いが発生したとき

カナダグースに使われている羽毛は多くの空気を含ませる機能が高い分、どうしても蒸発した汗も取り込んでしまします。

こまめに消臭スプレーや日陰干しで対応していたとしても、内部にこもった臭いや保管時についたカビ臭さなどは取れにく性質をもっています。

着用時、臭いが気になるようであれば一度内部まで洗浄してくれるクリーニングに出すがおすすめです。羽毛部分もしっかりと洗浄することで、新しい空気をとりこみ臭いの予防にもつながります。

クリーニングの出しすぎには要注意

カナダグースの生地は、白化(色がはげたり、生地の白い部分が露出)といわれる現象がおきやすい特性をもっています。白化についてはカナダグースのタグにも注意書きがされているほど多くみられる現象です。

この白化の原因は生地のスレから起こります。どんなに丁寧に作業をしてもクリーニングの作業工程中に生地がこすれてしまうため、あまりにも頻回にクリーニングに出すのは避けましょう。

渡邊さん
カナダグースのダウンに限らず保温性が高いダウンを着ていると冬でも汗をかきます。

表面は綺麗であってもその汗がダウンの内側にこもってしまうので、中の汗が気になる、匂いがするなどがあればクリーニングに出すようにしましょう。

その際にはドライクリーニングではなく洗浄効果の高いウェットクリーニングを行っているクリーニング屋さんがおすすめです。

カナダグースのクリーニングで失敗しないために

クリーニングで失敗しないためには、どういったことに気をつければいいのでしょうか。以下では、クリーニングの難しさとお店選びのポイントを解説しました。

カナダグースのクリーニング実績が豊富なお店

カナダグースクリーニングの実績カナダグースのダウンジャケットは高品質で取り扱いが難しい保温性に優れたグース(ガチョウ)の羽毛が使われているため、クリーニングをするのも難しい衣類のひとつです。

羽毛は温かさを保つために油分をたくさん含んでいますが、適切なクリーニングができなければ必要な油分まで落としてしまうのです。

必要な油分が落ちるということは保湿力が低下するということなので、カナダグースの持ち味がなくなってしまいます。

カナダグースで言うところのフィルパワー(かさ高、ふんわり感)が損なわれる可能性も・。

また、細身なデザインが美しいカナダグースの形をクリーニングで保つのも困難です。羽毛に偏りができてしまうと、元に戻すのが難しいのでシルエットを壊してしまいます。

そのため、同じ衣類のクリーニング実績があるか、高級ダウン用のコースを用意しているお店に依頼するのがいいでしょう。

渡邊さん
カナダグースにはジャンパータイプとコートタイプ、ファー付き・ファー無しがあったり、素材も綿とポリエステルの混紡と他の高級ダウンとはまた違った組成です。

また、カナダグースのダウンに多い白化症状などは取り扱いに注意が必要です。

カナダグースの実績があるお店であればそれらの特性を把握した上で最適なクリーニングと補修をしてくれます。

ウェットクリーニングの技術が高いお店

ウェットクリーニングのイメージ衣類を水で丸洗いする方法は、ウェットクリーニングといいます。カナダグースのダウンに向いているクリーニング方法はウェットクリーニングなので、この方法を用意しているお店を選ぶようにしましょう。

ウェットクリーニングはダウンの中に溜まる汗を綺麗に洗浄する効果があります。

汗は放置しておくと臭いの原因になるのですでに匂いが気になるダウンの洗浄にもおすすめです。

渡邊さん
基本的にメーカーさんの指示はドライクリーニングとなっていることがほとんどですが、ドライクリーニングの場合ダウンの汚れ落ちは必ずしも良いとは言えません。

しかし、ウェットクリーニングも難しいクリーニング方法となりますので、そのメーカーの衣類に対してどの程度の経験があるかということが必要になってきます。

そのため、クリーニング店選びをする際には、そういったことを踏まえてよく各サイトを吟味してからの方がいいと思います。もし不安な場合は事前に問い合わせてみるのも方法の1つです。

穴あきの補修をはじめ高い修理技術のあるお店

ファスナー修理カナダグースをクリーニングするなら、高い補修技術のあるお店がおすすめです。お伝えした通りカナダグースはクリーニングが困難なので、補修技術が高いお店の場合は、衣類に何かあっても目立たない程度まで補修できます。

ご自身の安心のためにも、補修技術のあるお店を選ぶのがおすすめです。

渡邊さん
クリーニングに出すのは綺麗な状態で着続けたいということだと思います。シミや汚れなどが落ちて綺麗になっても、穴や破れがあればやはり気になるもの。

クリーニング店の中には、カナダグースの様々なトラブルを復元する補修メニューを用意しているところもあります。修理技術を持っているお店はクリーニング技術も高いと推測できるので安心して依頼したい場合は修理メニューの有無もチェックすると良いでしょう。

カナダグースのクリーニングで安心して依頼できるおすすめ店!

ここでは、上記の失敗しないお店選びのポイントの条件を満たすクリーニング店をご紹介しています。宅配で全国対応ができるので住んでいるエリアを問わず依頼できますよ!

プロショップひらいしや

プロショップひらいしや

ダウンベスト 7,700円(税込)
ダウンジャケット 8,800円(税込)
ダウンコート 11,000円(税込)
その他 付属ファー・ウール素材・ファー付き・子供用は別料金
宅配 全国対応可能
購入先 公式サイトはこちら

カナダグースやモンクレール等の高級ダウンも含め26,000着以上というクリーニング実績をもつ「プロショップひらいしや」。

また、色補正・色染め直しだけではなく袖のゴム交換、破れ補修、アニメラベル縫い直し、チャック交換等衣類の直しもすべて対応してくれるため、まだまだ大事に着たいダウンをのクリーニングとお直しを任せるのにおすすめです。

プロショップひらいしやの公式ページ

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カナダグースクリーニング事例

カナダグースのダウンクリーニング事例

 

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正直なクリーニング屋

正直なクリーニング屋

価格 5点:8,800円
10点:16,500円
15点:22,000円
20点:27,500円
支払方法 クレジットカード決済、後払い決済、代金引換
一般衣類
ふとん・寝具類
コールセンター
※お問い合わせフォームより
ネット注文 公式サイトはこちら

正直なクリーニング屋さんは昭和天皇の椅子のクリーニング実績もある創業70年の老舗クリーニング屋さんが手がける宅配クリーニングサービス。専門のコンシェルジュに一点一点クリーニングを迅速かつ丁寧に行ってもらえます。

高級ブランド品のダウンのクリーニング実績も豊富でモンクレール・カナダグース・タトラス・ヘルノ・デュベティカ・ノースフェイスなど幅広いブランドに対応しています。

また、かさばるオフシーズンのダウンも10ヶ月間の無料保管サービス付きです。家の収納を少しでも確保したい方は保管サービスの利用も検討しましょう。

正直なクリーニング屋の公式HP

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高級ダウンクリーニング実績

正直なクリーニング屋の高級ダウンクリーニング実績

キレイナ

キレイナの公式ホームページ画像

本社所在地 兵庫県尼崎市下坂部3丁目17-5
ダウンベスト 6,600円(税込)
ダウンジャケット 9,900円(税込)
ダウンコート 12,100円(税込)
宅配 全国対応可能
購入先 公式サイトはこちら

一般のクリーニング店では断られることの多い、取り扱い表示が全て「×」のものも繊維の特性を見極めて最適なクリーニングを施す技術のあるクリーニング店の「キレイナ」。

もちろんカナダグースの実績も豊富でただ綺麗にするだけではなく、羽毛のフワフワ感を復元してくれるので新品のような着心地にしてくれます。

キレイナの公式ページはこちら

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リネット(DX仕上げ)

リネットの公式HP

本社所在地 東京都品川区西五反田7丁目20−9 KDX西五反田ビル8F
申込み方法 専用ページから注文
ダウンベスト 3,080円~
ダウンジャケット 3,520円~
ダウンコート 3,520円~
宅配 全国対応可能
購入先 公式サイトはこちら

CMでもおなじみの宅配クリーニング大手リネット。リネットは早い納期とリーズナブルな価格が人気ですが、実はカナダグース等の高級ダウンにも対応できるクリーニングの技術力があります。

クリーニングが難しいとされる天然素材やカシミヤなどをはじめとする獣毛製品にも対応できるのがその証し。カナダグースのダウンを依頼する際には通常コースではなくデラックス仕上げがおすすめです!

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リネット初回割引キャンペーンの詳細はこちら

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リナビス

リナビスの公式

本社所在地 兵庫県西脇市下戸田93-5
申込み方法 専用ページからの注文
ダウン料金 1,890円
※5点パックで依頼した1着あたりの価格
宅配 全国対応可能
ネット注文 公式サイトはこちら

リナビスはテレビ東京のカンブリア宮殿で紹介されたことのある、品質重視のクリーニング屋さんです。モンクレールのダウンは毎日のように依頼があるため、ダウンへの配慮やデザインと縫製・生地への深い理解があって信頼して預けることがができます。

3点・5点・10点・15点・20点と点数ごとに料金が決まっているリナビスでは、モンクレールダウンも通常の1点としてカウントされます。その為、1着最安1,110円(税込)でクリーニングができるリーズナブルさがリピート注文の多い理由の一つ。

価格は安く抑えられますが、モンクレールのダウンを毎日のように依頼される高い技術力でモンクレールの常連さんがいるほど!

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リナビスの公式ページはこちら

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ワードローブトリートメント

ワードローブトリートメント公式

住所 東京都目黒区青葉台3-18-3 THE WORKS 408
ダウンベスト 6,490円(税込)
ダウンジャケット 9.130円(税込)
ダウンコート 10,230円(税込)
宅配 全国対応可能
購入先 公式サイトはこちら

最高級オーダーメイドを謳うワードローブトリートメントは効率よりも仕上がり品質を追求した一客洗いが最大の特徴。細かい衣類のサイズや検品結果はカルテとして残して、各工程での品質管理に細心の注意を払っています。

絶対に失敗したくない衣類、他店で断られた衣類などのクリーニングに絶対の自信をもつクリーニング店です。もちろんカナダグースのダウンも対応可能!

ワードローブトリートメントの詳細はこちら

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クリコム

クリコムの公式ホームページ画像

本社所在地 東京都練馬区春日町6-12-1
申込み方法 専用ページから注文
ダウンジャケット 6,000円
ダウンコート 7,000円
宅配 全国対応可能
購入先 公式サイトはこちら

クリコムでは高級ダウンの羽毛のヘタリを復元するため効果的な高品質シリコン配合の洗剤を水洗いに採用。ダウン以外にもインテリア系のアイテムに対応するなど幅広いアイテムのクリーニングが可能です。

クリコムの公式ページ

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白洋舎

白洋舎公式

ダウンベスト
ダウンジャケット 4,620円(税込)
ダウンコート 8,030円(税込)
宅配 全国対応可能

クリーニング最大手の白洋舎では、カナダグースは高級ブランドのダウン料金となります。全国各地に店舗があるので近所にある方はそちらを利用したり、宅配での対応も行っています。宅配については問い合わせてみるようにしましょう。

クリーニングカラキヤ

ダウンジャケット 5,720円(税込)
ダウンコート 8.140円(税込)
宅配 全国対応可能
公式HP http://www.karakiya.com/m/

TV番組の「水曜日のダウンタウン」で撮影協力の実績のあるカラキヤ。モンクレールとカナダグースのダウンの仕上がり品質に定評があり、リピート客も多いクリーニング店。

一般的なクリーニング店では断られることの多い難しい衣類を綺麗に仕上げてくれる技術力の高さが◎!

クレアン

本社所在地 埼玉県さいたま市大宮区三橋3-234-1
申込み方法 専用ページから注文
ダウンベスト 6,000円
ダウンジャケット 8,000円
ダウンコート 11,000円(税込)
宅配 全国対応可能
公式HP https://www.clairen.jp/

取り扱い絵表示でドライクリーニングもウェットクリーニングも全て×の衣類も繊維の特性を見極めてクリーニングしてくれるクレアン 。

カナダグース以外の高級ブランドダウンにも対応はもちろん、修理・補正などのメニューも豊富です。

カナダグースのクリーニング料金の相場は?

カナダグースのクリーニング料金の相場は、以下の通りです。

種類 料金
ダウンジャケット(ショート・ハーフ) 8,800円
ダウンコート(ミドル・ロング) 11,000円
ダウンベスト 7,700円

※上記価格は全て税込価格です。参考「プロショップひらいしや」

カナダグースにはクロフトンコレクション、ロッジフーディ、アームストロングフーディ、ハイブリッジCWジャケット等々、さまざまなモデルのダウンがありますがクリーニングの料金は上記表の通り、主に形で変わります。

もしあなたのダウンがどの形に該当するのかわからない場合は、一度問い合わせてみるのもおすすめです。

専門店以外で値段が安いからと選んだ場合のリスク

高級ダウンのクリーニングの経験が少ないクリーニング店や、料金が安いからとクリーニング店を選んでしまうと、リスクを伴う可能性があります。

考えられるトラブルを説明します。

白化の原因に

カナダグースで使用されている生地の特性上、白化が起きやすいアイテムです。特に色が濃いアイテムは袖や折り重なっている部分がこすれ、表面の色が削れてしまい中の白い部分が表面に出てきやすくなります。

白化に関してはカナダグースの公式サイトでも注意喚起されています。

濃色品はクリーニングや着用の繰り返しですれた部分が毛羽立ち、白化する場合があります。過度な摩擦や連続着用もお避けください。
よくあるご質問 | CANADAGOOSE (カナダグース) 日本公式サイト

この白化に関しては、日々の着用の中でこすれ、クリーニング前にすでに表面の色が粉化している状態になっているため、クリーニングで白化を防ぐ事はできません。

そのうえ、料金が安いクリーニングや高級ダウンの専門店以外を利用すると、一度に大量の衣類と一緒に洗われてしまう事も多く、さらに白化を悪化させてしまう原因となります。

白化はカナダグースの生地の特性

カナダグースは白い生地の上からアイテムの色を加工し作成する特性上、こすれる事で地の白色が表面に出てきやすいのです。コットンポリ生地にテフロン加工を行う事でカナダグースの高い撥水性と耐久性を維持するためには必要不可欠。

ただし、そもそもの高い撥水性があるためカナダグースの生地が弱いというわけではなく、長期的に利用したり過度なスレによるダメージを日常的に与えた事による経年劣化といえるでしょう。クリーニングで白化したと思われている方がいらっしゃいますが、一概にはいえません。

白化の原因はクリーニングだけのせいではない

カナダグースの表面上の白化の原因はなにもクリーニングだけではありません。

カナダグースを着用し行動することで起きる日常的なスレが表面をこすり、一見表面上は綺麗にみえても生地の表面には粉状となり残っているだけで、クリーニングに出すことでその粉も洗い流され、表面に出てきてしまうのです。

長期的に着用すれば、カナダグースの白化を完全に防ぐ事は難しいといえます。

白化の修復サービスがない

使用期間が長くなればどうしても出てきてしまう白化。専門のノウハウや技術を持たないクリーニング店だと、白化したアイテムの修復サービスがありません。

カナダグースを扱う専門店であれば、色落ち補修サービスがあるところがあります。技術がしっかりした職人による染色、そして色止め効果のある加工を行えば綺麗な状態キープすることができます。

クリーニング溶剤の残留がシミの原因に

クリーニングの際につかわれる溶剤が綺麗に落ちきらずに残ってしまうと、それが生地の表面に残りシミの原因となる可能性があります。

特に表面の生地と中は羽毛と全く違う性質をもつダウンは、技術はもちろんの事、各工程の丁寧さが必要となり。その分コストがかかります。

溶剤によるシミが残ってしまう原因

  • 一度に大量洗浄・乾燥
  • 洗浄・乾燥時間の短縮
  • 溶剤管理が徹底されていない(汚い溶剤の使用)

ドライクリーニングで使用される溶剤は排水できないため、何度も利用されます。この溶剤管理がクリーニング店の要となりますが、その分コストもかかるのです。

低価格が強みのクリーニング店ではこのコストをどのように下げるかが鍵となります。

もちろん、価格が安いから悪いというわけではありませんが、利用者から見てしっかりと作業をおこなっているクリーニング店がどこなのか判断はつきません。

値段は上がってしまいますが、状態にあわせて1つ1つの工程を丁寧に行う専門店であれば溶剤残りによるシミといったトラブルは避けられるでしょう。

トラブルに対する補償ができない

大切にしていたカナダグースをクリーニングに出したら、残念な状態で戻ってきたなどのトラブルは避けたいですよね。

しかし、そもそもこのカナダグースのアイテムのクリーニングが難しいという事、技術が必要といった知識がないクリーニング店では、安易に受付してしまいがちです。

専門店の知識があるクリーニング店であれば、商品の特性・状態・着用期間などからクリーニングを行うリスクや可能性を事前に説明できるはずです。

クリーニング店で起こりがちなトラブルの原因

  • 製品の特性への理解・知識の欠如
  • 消耗アイテムである衣服に対する業者と利用者の認識の差
  • 生産元(商品の素材・付属品の組み合わせが不適切、表示ミス)
  • クリーニングが原因ではない
  • クリーニング業者の不手際(説明不足、不適切な処理、紛失・破損)

受付の際の知識が重要です。そもそも利用者の着用・保管時のダメージなのか、アイテム自体の特性なのか、使用しクリーニングをすることで少なからずダメージがあるものですが、そのダメージの認識の相違など、様々な理由でトラブルは発生します。

クリーニングに出すまえに事前説明ができるか、できないかが大切になってくるのです。

カナダグースの特性を持ち主も理解することが大事

カナダグースは高い保温性と撥水性、そして耐久性を実現するために特殊な色付け加工をおこなっています。その代わりに、過度な摩擦が続くと表面が削れ白化しやすいアイテムであることを持ち主自身も理解する必要があります。

この白化に関しては、どうしても防げないものです。長く良い状態で着るためには、利用者もクリーニングというメンテナンスの方法をしっかりと模索する必要があるでしょう。

万が一紛失などのトラブルがあったとき

あってはいけませんが、もしクリーニング店での紛失、または過失による破損などのトラブルがあった場合、クリーニング店での保障内容が大切です。

専門のクリーニング店ではカナダグースの特性をよく理解している分、適切な保証制度がある事が多いです。

保証に関しては公式ホームページにしっかり記載されているか、内容はどうか利用まえに確認することをおすすめします。

ダウンがぺっちゃんこになる

カナダグースに使用されている羽毛のまわりには脂分がコーティングされていることで、よく空気を含ませ保護を行ってくれます。技術のないドライクリーニングを行うと、この重要な脂分までも洗い流されしまいダウン自体のボリュームダウンにつながります。

カナダグースの特性にあわせたクリーニングを行うことで、中の羽毛についた汗などの汚れを洗浄し脂分もキープする事ができます。

知識不足や技術不足、そもそも作業工程を簡素化しているクリーニングでは、洗浄が不十分であったり余計な脂分まで落としてしまい、ぺっちゃんこな仕上がりになってしまう可能性があるので要注意です。

カナダグースのダウンの補修や修理について

ここではファスナーの修理、破れたときの補修について解説します。

ファスナーの修理について

ファスナーの不具合がジャケットの修理依頼で特に多いですが、補修や修理の内容は多岐に渡ります。ファスナーが壊れたときの修理方法は2種類あり、スライダー交換とファスナー本体の交換です。

カナダグースはプラスチックファスナーとも呼ばれている、ビスロンファスナーをよく使っています。そのため、オリジナルに劣らない見た目のビスロンファスナーで交換するのがおすすめです。

ファスナーの色味も気になる部分ですが、補修や修理では最初からダウンジャケットについていたものを参考にして用意するので基本的に違和感は少ないと考えられます。

破れたときの補修について

破れたときは生地補修しますが、そのときの状態によって修理方法が異なります。破れ補修の修理は、通常のお直しでは断られることがありますので注意してください。

カナダグースの修理方法は破れ方によってさまざまで、切ってしまった場合はほとんど目立たない状態まで修理できます。ほとんど目立たない状態にするのが困難なのは、酷い破れ具合のときです。それでも多くの場合、普段着用するには問題ない状態まで修理ができます。

カナダグースのダウンを長くきれいに使うための日々のお手入れ

ここでは、日々のお手入れとオフシーズンの保管方法を解説します。まずはカナダグースの公式サイトで紹介されているお手入れと保管方法を参考にしていただければ安心です。

  • ジャケットはできる限りきれいな状態で収納します。ほこり、汗、油脂などの汚れは徐々に生地を劣化させる原因となります。洗濯方法の詳細は、製品に取り付けられた表示ラベルをご覧ください。
  • ファーは取り外せる場合は取り外し、 毛や革が型崩れしないように前後に余裕のある場所に縦方向に吊るします。
  • ジャケットは幅広のハンガーにゆったりとかけます。湿気の少ない暗所で保管するのが最適です。
  • ほこりや汚れから守るため、通気性のある衣類カバーをかけます。
  • ジャケットが狭いスペースで押しつぶされないようにしてください。

(引用:カナダグース公式〜製品のお手入れ方法について〜

以下は一般的なお手入れ方法についてもまとめました。あわせてご覧ください。

日々のお手入れについて

ダウンのお手入れ用ブラシカナダグースのお手入れ時のポイントは、湿気をためないこととブラッシングを丁寧に行うことです。

ダウンは着用後、汗が原因で湿気をたくさん含んでいます。そのままクローゼットにしまえばカビが発生するため、湿気を飛ばすために着用後に陰干しをしてください。

カナダグースの「表面」「襟」「袖」をブラッシングするのもおすすめです。皮脂汚れが衣類に残ることを減らすために、毛の柔らかいブラシを使います。

丁寧にブラッシングを行うことで、汚れの付着を軽減し、蓄積された汚れが原因の黒ずみやシミの発生の防止が期待できます。

工程ごとに詳しくみていきましょう。

こまめなブラッシングが大切

汚れが付きがちな襟や袖、そして生地の表面を優しく繊維に逆らわないようにブラッシングしてあげましょう。

外気に触れる機会が多いアウターは目に見えない排気ガスやほこり、皮脂汚れなどの影響を受けやすいアイテムです。ほこり、汗、皮脂などは生地を劣化させてしまう原因となるため、こまめにブラッシングを行うことで除去していきましょう。

おすすめなのは柔らかく密集した毛を使用したブラシで、馬毛などは適度な脂分を含んでいるため生地を傷めにくく扱いやすいです。

生地の隙間から羽毛が出てしまったら

ある日みたら生地の隙間から少し羽毛が出ていたとしても、決して引っ張り出さないでください。生地の表面に小さな穴が開き、他の羽毛も出てしまい状況を悪化させる可能性があります。

まずは表面を軽くつまみ、内部の方から羽毛をつまんで戻します。

そのあと、その部分を軽くもみましょう。

陰干しして湿気を逃す

利用した後はそのままクローゼットにしまうのではなく、風通しのよい日陰の場所で陰干ししましょう。窓辺の近くで部屋干しをする場合は、窓の結露にも注意です。せっかく干していても、結露した窓の水分で濡れてしまっては意味がありません。

しっかりと羽毛の中の水分をとばしてあげることで、ダウンのふんわり感をキープすることができます。

付属品がある場合は別にする

もし付属品でファーなどがついている場合は、型崩れ防止のために取り外せるのであれば外し、別々での保管がおすすめです。

オフシーズンの保管方法はどうする?

クローゼットのハンガーオフシーズンにもきちんと保管をすることで、次の時期にも心地よく着用できます。クリーニングに出し終えたら、ファーを取り外して通気性のある衣類カバーをかけてください。

ハンガーと洋服のサイズの不一致は、型崩れの原因になります。ハンガーが短すぎると肩の部分が出っ張りますし、大きすぎると袖の部分が出っ張りますので、型崩れが起きるのです。

型崩れを防ぐためにしっかりとしたハンガーを使ってください。コートやアウターに使う場合、肩の部分が厚いハンガーがおすすめです。

まとめ

カナダグースのクリーニングやお手入れ方法を紹介しました。クリーニングが難しい分、お店選びを慎重に行う必要があります!

またその他の高級ブランドのダウンごとのおすすめ宅配クリーニンングも以下の記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください!

丁寧なお手入れをすればそれだけ長持ちしますので、少し面倒でもお店選びとお手入れをきちんとしてみませんか。

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この記事を書いた人

ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。

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