【裏事情】ドライクリーニングの料金相場と価格差が出るその理由を解説!

「ドライクリーニングの料金ってどれぐらいかかるの?」
「おおよそのクリーニング料金の相場が知りたい!」
「衣類の種類によって価格がどれぐらいするのか知りたい!」

クリーニングする際にもっとも気になるのがクリーニングの値段。ドライクリーニングはプロのクリーニング店ならではのクリーニング法のため、価格がどれぐらいなのか気になるところですよね?

ワーママみゆ
というわけでこんにちは!

3人のちびッ子の育児でてんやわんやのラクリー編集部のワーママみゆです!

我が家では旦那のスーツをクリーニングに出すことが多いのですが、ドライクリーニングの料金ができるだけ安いところに出そうとしています。

1回のクリーニング代も積み重なれば、結構な出費になりますからね。。とはいっても、今出しているクリーニング店の料金が高いのか安いのか意外と分からないもの。

ここではドライクリーニングの料金相場や、料金差が生まれる要因といった価格設定の裏事情などをまとめました。

なるほど~ そういった理由で料金が変わるのね!・・そんな風に参考にしていただければ幸いです。ではまいります!

※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。
目次

そもそもドライクリーニングとは?

ドライクリーニングってそもそも何?という方も多いのでないでしょうか?ドライなので、乾いたクリーニング?水を使わないクリーニング?といろいろと頭を駆け巡りますが、ドライクリーニングとは、「水の代わりに溶剤と呼ばれる液体を使って洗濯をする方法」を指します。

ドライクリーニングは、「水に弱い」「型崩れを起こしやすい」「水で色落ちしやすい」ような衣類を洗うのに適しています。

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ドライクリーニングの料金相場は地域によって異なる!

ドライクリーニングの料金相場は住んでいる地域によっても大きく変わります。大手クリーニングチェーン店に多い「地域・エリアごとの料金設定」はエリア価格。土地代・物価・競合店の価格設定など、様々な要因で価格が変わります。

地域・エリアで相場が大きく変わる!?

東京都足立区エリア 大阪市中央エリア
スーツ上下 520円~ 280円~
スカート 370円~ 250円~
コート 1,133円(税込)~ 380円~
ダウンジャケット 2,050円~ 1,770円(税込)~
ブラウス 380円~ 280円~
セーター・カーディガン 370円~ 280円~
ネクタイ 280円~ 280円~

※上記はホワイト急便料金表を参照。税別価格です。

例えば、スーツ上下などは東京・大阪で半額近い価格差があります。その為、料金相場を考える際には今住んでいるエリアごとに変わることを知っておくと良いでしょう。

\業態別のクリーニング料金相場は!?/

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デリケートな素材や装飾が付いているもの、高級ブランドは別料金

高級ブランドの衣類やシルク・カシミヤ・毛皮などが使われた衣類、高級な装飾があしらわれたものなどは画一的なクリーニングが難しいため、別途追加費用がかかるケースがほとんどです。

この追加費用に関しても、お店によって大きく差が出るので平均相場を算出するのはなかなか困難です。

クリーニングのコースやオプション加工の有無によって大きく変わる

またクリーニング店によって通常仕上げ・上質仕上げといったコース、ドライクリーニングに付加するオプション加工によっても変わるのでその点もチェックしましょう。

例えば、汗や皮脂の汚れをスッキリ落としたい場合につける汗抜き加工、花粉の付着を防止する花粉ガード加工、汚れや水をはじく撥水加工などが代表的です。

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知っておきたい!ドライクリーニングの料金を決定する2大要因!

一言で言えばお店による価格設定の違いですが、その背景には様々な要因があります。もちろん効率化を図った設備投資や企業努力も関係します。

これはクリーニング店だけに限ったことではなくどんな業界・業態のお店でも同じです。

ここでは意外と知らないクリーニング店を選ぶ際に知っておきたいクリーニング料金の差が生まれる背景について紹介していきます!

1.溶剤管理のコスト

ドライクリーニング溶剤の汚れについてドライクリーニングに使われる溶剤は基本的に濾過されながら繰り返し使用されます。溶剤が濾過しきれずある程度汚れた段階で新しく交換をしますが、このタイミングはお店によって基準が異なります。

汚れた溶剤で洗うのか?綺麗な状態が維持された溶剤で洗うのか?

溶剤管理の良し悪しは洗浄力に直結するため出来るだけ適切な頻度で交換をしているお店が望ましいでしょう。ただしその分、溶剤管理のコストがかかるためクリーニング価格は高くなります。

クリーニング料金の価格を左右する大きな要因として知っておきたい点です。

汚れた溶剤で洗われた場合に起こりうるのが再汚染。白っぽいブラウスが黒ずんで仕上がってきた・・などは溶剤による再汚染が考えられます。

価格を極端に安くしているお店は、溶剤管理コストを省くなどして価格を安く抑えています。

2. 時間の効率性

クリーニング料金を左右するのは溶剤管理コストだけではありません。いかに効率的に多くの衣類をクリーニングができるかがクリーニングコストに大きく関わってきます。時間効率はおおまかに以下のような部分で変わってきます。

1度にまとめて洗う枚数はどれぐらいか?

業務用の大型洗濯機にパンパンに詰め込むお店か、それとも十分な隙間を残して洗うお店か?によっても価格が変わります。

パンパンに詰め込んだ場合、衣類同士が接している部分に溶剤がいきわたらず洗浄効果が期待できません。それとは逆に適切な枚数、適切な隙間を残して洗うほうが洗浄効果は高くなります。

ただし利益効率を考えると1度にまとめて洗うほうが良いため、その分価格は安く抑えられます。

染み抜き等の手作業にどこまでの時間をかけるか

難しい染み抜きほど、染み抜き技術や素材に対しての深い知識が必要となります。ただそれらがあったとしても、「シミを取れる・取れない」の判断基準は人によって違います。

時間がかかってでも綺麗に落とそうと挑戦してくれるクリーニング店と、時間効率を考えて時間のかかりそうな難しい染みには手を出さないクリーニング店とあります。

カウンター業務の単純化・簡略化

カウンター業務を単純化することでたくさんのお客さんの衣類を預かることができます。クリーニングチェーン店などはこのパターンが多く、衣類の状態確認は最低限に抑えていることがほとんどです。

忙しい人にとっては、スピーディーに受付が終わるメリットはありますが、仕上がり後の認識違いや行き違いによるトラブルが起こりやすいデメリットもあります。

ドライクリーニングの価格差に関してのまとめ

ドライクリーニングの価格差の違いは、上記のような理由が関係しています。一般的には、価格が高いほど丁寧さ・仕上がり品質に重きを置いているクリーニング店が多い傾向です。

とはいえ、価格は高いのに仕上がりが雑、対応が横柄、汚れが落ちていないというケースもあります。その為、価格が高い=仕上がり品質とも言えません。

ただし極端に「安く早く」を提供しているお店は、必ずどこかの作業を短縮したり省いたりするため過度な仕上がり品質を期待するのは難しいでしょう。

ドライクリーニングの値段に関する疑問Q&A

ドライクリーニングの値段に関する疑問点をまとめました。上記で紹介したこと以外の衣類やアイテムの料金相場についてもリサーチしています。ぜひ参考にしてみてください。

Q:ドライクリーニングの日数はどれぐらいかかる?

ドライクリーニングの仕上がり日数は、場合によっては当日仕上げ・翌日仕上げなどのスピーディーな納期で仕上げてくれるお店もあります。

通常仕上げであればおおよそ1週間程度で仕上がることがほとんどです。ただし、デリケート素材、高級ブランド品、シミ抜きやオプション加工を依頼すると納期が延びますので事前に確認しましょう。

Q:カーテンのドライクリーニングの値段相場はどれぐらい?

カーテンのドライクリーニングの値段相場はおおよそ以下の通りです。

種類 料金相場
カーテン(厚手) 1,500円~6,000円
カーテン裏地付き
(遮光カーテンなど)
2,200円(税込)~8,000円
レース 1,220円(税込)~5,000円
ロールカーテン 対応不可のお店も多い為、要相談

カーテンの種類、使われる素材、サイズによって料金の差が出てきます。カーテンは店舗まで持ち運ぶのが大変なため、宅配型サービスを利用する方も多くいますがその場合は別途送料なども考慮する必要があります。

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Q:羽毛布団のドライクリーニングの値段相場はどれぐらい?

業態 価格相場
一般クリーニング 3,300円(税込)~11,000円(税込)前後
宅配型 4,000円~11,000円(税込)前後
寝具店 3,300円(税込)~11,000円(税込)前後

羽毛布団は上記のように3つの業態でクリーニングが可能です。価格が安いクリーニング店の場合1枚あたり3,300円(税込)ぐらいから依頼することができます。シングル・ダブル・クイーンなどサイズが大きくなるほど高くなります。

ただし数年間使用している羽毛布団であれば、ドライクリーニングよりも丸ごと水洗いがおすすめです。ドライクリーニングでは中の羽毛に付着した汗や汚れを落としきれないばかりか、羽毛に備わっている油分を奪ってしまうことにもなりかねません。

まとめ

クリーニングは、衣類に対しての時間のかけ方で料金が変わるといっても過言ではありません。価格と納期を重視すれば、最高の仕上がり品質を期待するのは難しいですし、仕上がり品質を重視すれば、納期と価格がかかります。

  • 安く早く仕上げたいものは、コスト重視のお店
  • 永く着たい大切な衣類は、品質重視のお店

というように使い分けをするのも賢いクリーニング店の活用法です。高級ブランドが得意なクリーニング店染み抜きが得意なクリーニング店などお店の色もそれぞれ。

依頼する衣類への思い入れなども踏まえてクリーニング店を選ぶのが良いでしょう。ぜひ参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。

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