カーディガンのクリーニングの料金相場は?自宅洗いとクリーニングの比較!

カーディガンクリーニング
編集部 佐藤
こんにちは ラクリー編集部の佐藤です!

少し肌寒い時に羽織ったりファッションの差し色にしたり、さまざまな用途で利用可能なアイテムのカーディガン。カラフルなものからシンプルなものまで、素材もデザインも多種多様なものが街中に溢れています。

そんなおしゃれの決め手ともなるお気に入りのカーディガンを、綺麗な状態でキープして着つづけたいと思っていても、どうやってお手入れすればいいのか分からない人も多いのではないでしょうか?

今回、自宅でのお手入れ方法、洗濯方法からクリーニングに出したときの料金相場まで記事にしました。

大切なカーディガンを長く大切に着られるお手伝いになれば幸いです。

※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。
目次

そもそもカーディガンのクリーニング頻度は?

大事にしているカーディガンを長く大切に着るには、必要に応じてクリーニングに出す必要があります。とはいえ、直接肌が触れる箇所が少なくまた涼しい時期に着ることが多いアイテムのため、着用ごとに出す必要はないでしょう。

ワンシーズンに2回程度で充分だと思います。ただし、汗を多くかいてしまった時や、汚れ・シミがついてしまった場合はすぐにクリーニングに出すことですっきりさせることができます。

自宅で洗うことができるカーディガンに関しては、洗濯表示を確認し最適な洗浄方法で洗濯し、シーズンオフ後のクローゼットにしまいこむ前に一度クリーニングに出しておけば、綺麗な状態をキープしやすくなるでしょう。

カーディガンをクリーニングに出す前に知っておきたい素材について

素材 特徴
ウール 羊の毛でつくられた製品。保温性が高く、吸湿性にも優れている。伸縮性が高く型くずれしにくく、シワがつきにくいためセーターやカーディガンに使用される事が多い。
アクリル ウールに似せてつくられた合成繊維。保温性が高く、耐久性が高くウールより安価。染色加工もしやすい。吸水・吸湿性が低いためべたつきやすく、毛玉ができやすい事が難点。
リネン(麻) フラックスという亜麻科の植物から作られた天然繊維。(麻は植物から作られた繊維全般を指す)丈夫で汚れにく、肌触りがよい上に吸水性・通気性・保湿性に優れている。
モヘア アンゴラ山羊の毛から作られた繊維。ふわふわの毛に比較的丈夫な繊維で意外にも通気性も高い。毛が長いため静電気が起こりやすく、人によってはチクチク感じてしまうことも。
カシミア カシミヤヤギから作られた繊維。保温・保湿に優れ、軽く柔らかい肌触りと高級感のある光沢が特徴。生産量が少ないため高価。水に弱くデリケート素材。
ナイロン  主に石油を原料とした合成繊維。摩擦に強く耐久性が高く、軽い事が特徴です。水にも強いためお手入れが比較的簡単。ただし、吸湿性が低く、熱に弱いため乾燥機などで型崩れしやすい。
綿(コットン) 綿の種子からとれる天然繊維。通気性・吸湿性に優れ、天然繊維の中では比較的水に強いため耐久性が高い。肌触りがよく柔らかく、染色しやすいため加工がしやすいため多くの衣類に使用されている。 
レザー  動物の皮を利用した本革とポリウレタンやポリ塩化ビニル等の樹脂を塗り本革に似せた合成皮革とがある。本革は水に弱くシミになりやすいため日頃の手入れが必要だが、使用するたびに馴染む高級感と柔軟性があります。合成皮革は水に強いが、直接日光に弱くひび割れを起こす場合がある。

カーディガンに使われる素材はさまざまあり、それぞれの素材の特徴をいかし着用に適した時期も変わってきます。素材別に使いわければ、長いシーズンを利用できる万能なアイテムといえます。

春には綿(コットン)やリネン(麻)などが含まれた、通気性がよい素材のカーディガンがおすすめです。見た目もウールなどの毛の素材よりも暑ぐるしい印象になります。

秋にはアクリル・ウール・モヘアなどの保温性の高い素材のカーディガンを選べば、夜になって肌寒くなった際も快適に過ごす事ができます。

カーディガンは自宅で洗う?クリーニングに出すべき?

ポイント!
  • 自宅洗いができるものは自宅洗いでも可!
  • 高級品やカシミヤ・モヘア・レザーなどはクリーニングに依頼が安心!

肌に直接触れる事が少ないカーディガンは神経質に洗う必要はありません。アクリルなどの合成繊維が含まれている商品やコットン、リネンなどの水に強い素材のものは比較的自宅でも洗うことが可能です。

洗濯表記をしっかりと確認し、適切な洗濯方法で洗えば自分でも綺麗に着用することができます。

ただし、高級ブランドのものやカシミヤ、モヘアなどは毛玉が出来やすい点や手入れに注意が必要なものはクリーニングでお願いするの方が安心です。

毛玉とりは自宅でも毛玉とり機などで可能ですが、生地を傷つけてしまうリスクがあります。ハサミでひとつひとつ丁寧に取れば比較的ダメージは少ないですが、その分手間が増えてしまう結果に。

毛玉とりのオプションや手洗いなどのプランを利用してクリーニングに出すことで、柔らかい風合いをキープし長く着用できるようになります。

また、レザーは大変取り扱いがデリケートです。クリーニング店によっては取り扱いがないところもあるので、事前に確認してから依頼するようにしましょう。

カーディガンを自宅で洗濯する方法

意味
※数字は液温の上限値。
下線は強弱。
※数字は液温の上限値。
弱は弱い洗濯処理。
洗濯での洗濯処理ができる
(水洗いが可能)
手洗いができる(水洗いができる・洗濯機は不可)
洗濯処理・水洗いはできない

上記のように取り扱い絵表示に洗濯ができるマークがついていれば、自宅洗いも可能です。逆に洗濯洗いができないものの場合は、失敗すると縮みや型崩れ、毛羽立ちなどトラブルに繋がります。そういった場合は、クリーニング店に依頼するのが安心です。

それ以外の洗濯表示の意味はこちらの記事もご覧ください!

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カーディガンを手洗いする方法

手洗いの流れ

  1. 自宅洗いが可能か洗濯表示をチェック
  2. 洗面所やおけにぬるま湯を入れる
  3. ぬるま湯に中性洗剤を溶かす
  4. やさしく押し洗い
  5. ぬるま湯で泡が出なくなるまですすぐ
  6. 最後のすすぎ時に柔軟剤を入れてさらにすすぎを行う
  7. 洗濯ネットに入れて脱水を行う(30秒~60秒程度)
  8. 畳んだ状態で陰干しで乾燥

カーディガンに使用される素材はさまざま。洗う前にしっかりと洗濯表記を確認しましょう。洗濯機OKのマークがあっても、毛玉が出来やすいアクリル素材や縮みやすいウール素材、このごろは洗えるカシミヤなども出ていますが、手洗いで洗う事をおすすめします。

洗剤は中性洗剤。おしゃれ着用の洗剤を使う用にしましょう。
よくみる洗剤は弱アルカリ性のものが多く、洗浄力は高いのですが生地を痛みやすくなってしまうため、ここはしっかり守りましょう。

しっかりと洗剤をとかし、畳んだカーディガンを押し洗いします。その際に、汚れが目立つ部分が表面に出るように畳むのがコツです。

押し洗いは力をいれず、ゆっくり水に押したら浮き上がるの待ち、優しく洗いましょう。

泡がなくなるまですすぎ、必要であれば柔軟剤を入れ再度数回すすぎます。

タオルが軽く水けをとるだけでもいいですが、気になるようにであれば短い時間(30~60秒)で脱水にかけても大丈夫です。

ハンガーでは干さずに、平おきで風通しのよい日陰、または室内で乾かせば完了です。

カーディガンを洗濯機で洗う方法

洗濯機洗いの流れ

  1. 自宅洗いが可能か洗濯表示をチェック
  2. 洗濯ネットにきれいに畳んで入れる
  3. 中性洗剤を使っておしゃれ着モードで洗濯
  4. 脱水は短めにする(30秒〜60秒程度)
  5. 畳んだ状態で陰干しで乾燥

洗濯機でカーディガンを洗うときは、手洗いと同様に中性洗剤を用意し、カーディガンのサイズにあった洗濯用ネットを用意しましょう。

汚れが目立つ部分が表面にでるようにして畳み、洗濯用ネットに入れます。
洗濯ネットのサイズにあわせて綺麗に畳む事がコツです。大きすぎたり、小さすぎると摩擦が増えてしまい毛玉や型崩れの原因となる可能性があります。

手洗いコースまたはドライコースを選び、中性洗剤で洗濯機にかけます。

脱水になったら一旦止め、30~60秒ほどに設定します。長く脱水してしまうと、生地を痛める原因に。最初から設定できる場合は、忘れずに設定しましょう。

脱水後は手洗いとなじように、風通しのよい日陰または室内に干しましょう。

カーディガンのクリーニング料金相場

種類 料金
カーディガン 572円〜
カーディガン(高級素材) 1,540円〜
カーディガン(革・スウェード) 5,500円〜

カーディガンのクリーニング料金の相場は600円前後が平均的のようです。
ただし、素材によっては追加料金がかかる場合が多く、カシミヤ、シルクなどの高級素材は1,500円前後となります。

オールレザーなどは対応可能なクリーニング店も限られてくる上、価格もぐっと高額になってきます。

また、ビーズやスタッズなどの装飾やある場合も価格が変動してきますので、クリーニングに出す前に確認することが大切です。

カーディガンクリーニングのオプション加工例一覧

防虫加工 衣類の繊維事態に防虫効果のある加工剤を添付
毛玉とり 毛玉をきれいに除去
静電気防止 静電気の発生をおさえ、ほこりがつきにくくする
シミ抜き ついてしまったシミ・汚れを重点的におとす

ウールなどは虫がつきやすいため、衣替えで長期保管する前などに防虫加工をオプションでつけ、防虫剤と一緒にしまえば安心して保管する事ができます。

市販の防虫剤はガスを発生させて防虫するタイプが多いですが、隙間から漏れてしまうため充分な効果が発揮できない場合があります。クリーニング店の防虫加工は繊維そのものに防虫効果のある加工剤を添付するため、高い防虫効果が期待できます。

自宅では時間も手間もかかってしまう毛玉とり。とはいえ、毛玉をそのままにしていると見た目も悪くなってしまいます。鞄などの摩擦で出来やすいため、メンテナンスをかねてオプション追加がおすすめです。

冬場になるとバチっと嫌な静電気。静電気防止オプションをつけることで、静電気の発生を低減させ、ほこりをつきにくくするメリットもあります。

カーディガンの日々のお手入れと保管方法

手入れされたカーディガンで街を歩いてみたい!でも、どのようにすれば良いかわからない・・・という人も多いのではないでしょうか?特にお気に入りのカーディガンは長く大切に着つづけたいものです。ここではカーディガンの日々の手入れと保管方法をご紹介します。

脱いだらブラシをかける

セーターやカーディガンの用にウールやモヘアなどの毛の素材が利用される事が多いと思います。着用したら洋服ブラシでやさしく毛なみと整えてあげましょう。

洋服ブラシによっては素材によって、ブラシの先が変わるものがあるので素材に適したブラシを利用することが大切です。

編地の地の目にあわせて、力をいれずに擦らずに払うイメージで一定方向にブラシをかけます。そうすることで、絡まった繊維が整い毛玉ができにくくなります。

脱いだら一度干す

着終わったカーディガンをすぐにクローゼットや衣装ケースにしまっていませんか?
まずは、固く絞ったタオルなどで襟元や脇の部分などをたたき拭きしましょう。そのあと、軽く干すして、着ていた体温や湿気をしっかりとってから収納します。

シミがついたら、すぐに染み抜き

シミがついてしまったらすぐに処理しましょう。カビや虫食いの原因となります。

内側にティッシュペーパーや布をあて、染み抜き用の洗剤でシミの箇所をつまんで洗い、そのあと丸洗いしましょう。

カシミヤやアンゴラ、レザーなどは自分で処理することは難しいので、クリーニングに出したほうが確実です。

クリーニングからかえってきたら、ビニール袋はすぐにはずす

クリーニングしたあとにビニール袋のまま保管している人はいませんか?湿気がこもりやすいため、虫食いやカビの原因となるため、クリーニングから帰ってきたらすぐにはずしましょう。

収納は余裕をもって

しわや型崩れの原因となってしまうので、衣装ケースにしまう際は無理に押し込まずに余白が残るようにしまいましょう。

最後に防虫剤を上にいれ、できれば乾燥剤もあわせていれれば完璧です。

まとめ

まとめ色とりどり、さまざまな素材からつくられているカーディガン。自宅での丁寧なケアと、クリーニングのプロの技を駆使して、より長く素敵な状態で着続けたいですよね。

お手入れの際は洗濯表示の確認は忘れずに、こまめなお手入れを心がけましょう。

カシミヤやアンゴラ、シルクなどの高級素材を利用したカーディガンは、定期的にクリーニングに出す事でそれぞれの質感をキープすることができます。

衣替えの前にはクリーニングのオプションをつけるなど、しっかりとした除湿、防虫の対策をこうじて保管すれば、ながく品質を保つことも可能になるでしょう。

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この記事を書いた人

ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。

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