ワンピースのクリーニングの料金相場は?依頼時の注意点も解説!

ワンピースクリーニング
編集部 佐藤
こんにちは ラクリー編集部の佐藤です!

上下のコーディネートを考えなくても一枚で様になるワンピース。しっかりとした印象を与えるため、冠婚葬祭やお仕事でも重宝されるアイテムです。

ワンピースと一言にいっても生地やデザイン・装飾や形など様々なものがあり、クリーニングに出せばいいのか、それとも家で洗濯すればいいのかわからない・・・という方も多いのではないでしょうか。

今回はワンピースのクリーニングに出すときの注意点から、自宅での洗濯方法まで大切なワンピースをできるだけ長く着るためにどうしたらよいのかを記事にしました。

ぜひ、最後までご覧ください!

※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。
目次

そもそもワンピースのクリーニング頻度は?

ワンピースクリーニングの頻度に関しては、ワンピースの素材によって大きく変わってきます。
多くの天然素材は水に弱い事が多く、洗いすぎてしまうと生地を痛めてしまう可能性があります。そのため2~3回ほど着用したらクリーニングに出すのがおすすめです。

ただし、シミがついてしまった場合や汗を多くかいてしまった場合はすぐにクリーニングに出しましょう。時間が経過してしまうと落ちにくくなってしまいます。

ワンピースクリーニング店の選び方

ポイント
  1. クリーニング工程、仕上げの方法
  2. 高級素材(シルクなど)のクリーニングも対応可能かどうか
  3. 汗汚れを落とすサービスがあるかどうか

冠婚葬祭用のワンピースなどは、細かい装飾や気を使う高級素材を使用している事があります。シルクやベロアなどの素材やビシュー、装飾ボタン、レースなどをふんだんに使っているものなどは、専用のコースがあるのか、または手洗いコースができるのかしっかりと確認する事が大切です。

大事にしていたワンピースが熱処理でよれてしまったり、装飾品の取れや剥げ、色移りなどのトラブルを防ぎます。

また、一見綺麗に見えても汗や皮脂の汚れは蓄積されています。しっかりと汚れを取らずに保管してしまうと、黄ばみや黒ずみの原因となり、完全に落とすのは困難になってしまいます。

衣替えで長期保管する際や汗を多くかいた日は、クリーニングで汗ぬきの加工を行いすっきりとさせると次に着る時に、気持ちよく着ることができます。

ワンピースのクリーニング料金相場

料金

種類 料金
ワンピース(袖あり) 1,518円〜
ワンピース(袖なし) 1,230円〜
ワンピース(プリーツ) 1,815円〜
ワンピース(ドレス・高級素材) 4,180円〜
チュニック 935円〜

クリーニング店によって、ワンピースといっても袖の有無やプリーツがあるのかなどで、金額が変動するようです。相場は1,400円前後で、高級素材や装飾品があるものはドレスとして取り扱われ、価格はぐっと高くなる印象です。

ワンピースのデザインに関係なく一律の料金で請け負っているクリーニング店もありますが、素材によっては受け付けていないものや、追加料金が発生する可能性があるので、依頼時に確認することが大切です。

値段が安いからと決めてしまうと、熱処理による糸のつれや型くずれなどのトラブルの原因となってしまうことがあるので、手洗いコースがあるのか、プリーツにアイロンをかけてくれるのかなどはチェックしたいところですね。

ワンピースクリーニングのオプション加工例一覧

防虫加工 虫がつきにくいように特殊な加工を行うオプション。長期保管しがちなワンピースにおすすめ。
染み抜き ついてしまったシミを専用の薬剤で落とし、きれいにするオプション。
手洗い上級コース ひとつひとつ衣類の素材にあわせて手作業で丁寧に洗浄する。落としきれなかった汚れもすっきりとさせる。
汗ぬき加工 ドライクリーニングではおとせない皮脂や汗の汚れを薬剤でしっかりと落とす。

ニットワンピースなどウールやカシミヤ、またはコットンなど天然素材を利用したアイテムはどうしても虫がつきやすくなります。衣替えの時期にクローゼットにしまう前に、防虫加工のオプションをつけてからしまうと安心です。

食事をする機会が多い結婚式やイベントなどで利用することが多いワンピースは、どうしてもシミがつく機会が多いため、もしシミがついてしまった場合は放置せず、すぐにクリーニングに出して綺麗にすることをおすすめします。

ドライクリーニングではどうしても皮脂や汗の汚れが落ちにくいものです。そのため、汗ぬきのオプションをオプションをつけることで、目に見えない汗や皮脂汚れを除去し黄ばみや黒ずみの発生を抑制することができます。

ワンピースクリーニング前に知っておきたい素材について

ワンピース

素材 特徴
ニット 1本の糸を使用しループ状に編んだ生地素材。代表的な素材はウール、カシミヤ、モヘア、レーヨン、アクリルなど。天然素材はデリケートなものが多く高価。化学繊維のものは型くずれしにくいが、毛玉ができやすい。
レース・フリル 衣類の装飾に用いられる素材。一気に華やかな印象となるためドレスやセレモニー服などに使用される事が多い。レースは繊細なデザインであることが多く、乾燥時の型くずれや色移りがしやすいので要注意。フリルも洗濯後シワがつきやすい。
レーヨン レーヨンはシルクのような光沢をもちながらもお手頃な価格が魅力の素材です。ただし、水に弱く一度濡れると乾きづらく、シワができやすい。
シルク 蚕(かいこ)のまゆから作られる高級素材。滑らかな肌触りと美しい光沢が人気の素材。天然繊維のため静電気が起こりにくい特徴。ただし摩擦に弱く、濡れた状態でこすれると表面が剥がれ毛羽だち、直す事は困難。
綿(コットン) 綿の種子からとれる天然素材。通気性、吸水性に優れ、天然繊維野中では比較的水に強い。ふんわりとした柔らかい肌触りが魅力。また、静電気が起こりにくい。ただし、縮みやすくシワになりやすく色落ちしやすいため要注意。
プリーツ 歩く度にゆれるプリーツは女性らしさをグッとあげるため人気の加工。ヒダをひとつひとつ折り込み縫い付ける方法と、特殊な薬液を使いプリーツ加工されたものとがある。プリーツ加工の場合は洗濯やクリーニングで加工が落ちてしまう事も。
装飾付き 首周りや裾などにビシューやビーズ、リボンなどの装飾をあしらったもの。ブライダル用のお呼ばれワンピースなど華やかな印象をあたえる。細かいパーツが多く、丁寧に取り扱う必要がある。

ワンピースは用途によって、素材、デザインが多岐にわたり、気を付けなくてはいけない事も増えてきます。

冬に1枚あれば様になるニット素材のワンピースは天然素材(ウール・シルクなど)のものか、化学繊維(レーヨン・アクリル)のものかどうかでも扱いが異なってきます。また、素材によるメリット、デメリットも存在してきます。

一枚でしっかりとした印象をあたえるワンピースは結婚式やイベントなど華やかな場所でも多用されるアイテムのため、使われている素材やビシュー、レース、フリルなどの装飾がつく事が多いアイテムです。そのため、自宅の洗濯機であらうには難易度があがってしまいがちです。

ワンピースは自宅で洗う?クリーニングに出すべき?

ポイント!
  • 自宅洗いができるものは自宅洗いでも可!
  • 高級品・冠婚葬祭用・装飾付きのワンピースはクリーニングに依頼するのが安心!

普段使いのワンピースやチュニックに関しては、洗濯表記を確認し水洗いが可能なものに関しては、着用後は自宅で洗濯してもいいでしょう。

ただし、結婚式や式典用の装飾がされたワンピースや、デザインがこったもの、取り扱いに注意が必要な高級素材などを利用されることがある礼服や高級ブランドのワンピースなどはプロに頼むのが安心です。

クリーニングに頼む際もお店によっては取り扱えない場合もあるので、対応可能かどうかは事前に確認をしっかり行いましょう。

また、うっかりシミをつけてしまった場合も衣類の生地をいためることなく元通りにするのにクリーニングに出す事をおすすめします。

ワンピースをクリーニングに出す際の注意点

注意点ワンピースをクリーニングに出す際に注意したい点をいくつかまとめました。ワンピースのクリーニングで失敗しないために、ぜひ参考にしてみてください!

装飾品の有無。取り外しが可能なものは事前にとっておく

ラインストーンパーティ用のワンピースなどにはビシューやラインストーンなどの装飾がついているデザインのものが多くあります。

もし、取り外しが可能なものはクリーニングに出す前に取り外し、自宅で保管しておきましょう。繊細な装飾がつけられたものは、とれてしまったり、間違えれば紛失といったトラブルがある場合があります。事前に取れかけのものはないか、破損しているところはないか確認し、可能であれば補強しましょう。

金額はあがってしまいますが、ひとつひとつ手洗いで作業してくれるオプションやプランに切り替え、より丁寧に仕上げてもらえば安心です。

シミ・汚れの有無、ほつれやダメージはないかの確認

袖や襟などの汚れの程度やシミの有無などは事前に確認し、クリーニングに依頼する際にしっかりと場所と可能であれば原因を伝えられると、仕上がりが違ってきます。

また、レースなどの糸のひっかかりや生地のほつれなどが場合は、クリーニングに出したことで範囲が広がってしまったりしないように、事前に補修を行いましょう。難しい場合は、クリーニング店に事前に伝え、手洗いコースやデリケート洗いなどのプラン変更も検討し、トラブルを防ぐことが大事です。

ワンピースが戻ってきたら、ビニール袋は取って保管

ワンピースがクリーニングから戻ってくると、ほこりなどがつかないようにビニールの袋に入って返ってくる事が多いです。そのままクローゼットにしまっている方はいませんか?

実はやりがちのNG行動です。ビニールの袋の場合、湿気がこもりやすくカビや虫くいの原因になりやすいのです。ワンピースが帰ってきたらすぐにビニール袋からとりだし、出来れば不織布などで出来た衣類カバーに付け替えるようにしましょう。

クリーニング店によっては、そのまま保管できる防虫防湿のカバーを利用しているところもありますので、上手にサービスを利用していきましょう。

ワンピースを自宅で洗濯する方法

意味
※数字は液温の上限値。
下線は強弱。
※数字は液温の上限値。
弱は弱い洗濯処理。
洗濯での洗濯処理ができる
(水洗いが可能)
手洗いができる(水洗いができる・洗濯機は不可)
洗濯処理・水洗いはできない

上記のように取り扱い絵表示に洗濯ができるマークがついていれば、自宅洗いも可能です。逆に洗濯洗いができないものの場合は、失敗すると縮みや型崩れ、毛羽立ちなどトラブルに繋がります。そういった場合は、クリーニング店に依頼するのが安心です。

それ以外の洗濯表示の意味はこちらの記事もご覧ください!

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ワンピースを手洗いする方法

手洗い

手洗いの流れ

  1. 自宅洗いが可能か洗濯表示をチェック
  2. 洗面所や桶にぬるま湯を入れる
  3. ぬるま湯に中性洗剤を溶かす
  4. やさしく押し洗い
  5. ぬるま湯で泡が出なくなるまですすぐ
  6. 洗濯ネットに入れて脱水を行う(30秒~60秒程度)
  7. 畳んだ状態で陰干しで乾燥

まずはワンピースについている洗濯表記を確認しましょう。手洗い可能のマークがついていれば、自宅での水洗いが可能となります。

お湯の温度は30~40℃ほどのぬるま湯を用意します。

洗剤は中性洗剤をしようしましょう。普段よく目にする洗濯洗剤のほとんどは弱アルカリ性の洗剤です。汚れは酸性のものが多く、弱アルカリ性の洗剤はよく汚れが落ちますがそのかわり強い洗浄力のため、生地を痛める原因となったり色落ちしてしまう可能性も。

洗剤の裏に表記されていますので、やさしく手洗いする際は中性洗剤の利用をおすすめします。

中性洗剤はお湯に溶かし、やさしく押し洗いしましょう。色落ち・色移りする可能性があるのでひとつひとう丁寧に洗ってあげましょう。しっかりとすすぎ、風通しのよい日陰で干しましょう。

シワの原因となるため乾燥機の使用はせず、気になるのであればネットに入れ、脱水しましょう。その際は15~30秒と短い時間で仕上げることに気を付けてください。

ワンピースを洗濯機で洗う方法

洗濯機

洗濯機洗いの流れ

  1. 自宅洗いが可能か洗濯表示をチェック
  2. 洗濯ネットにきれいに畳んで入れる
  3. 中性洗剤を使っておしゃれ着モードで洗濯
  4. 脱水は短めにする(30秒〜60秒程度)
  5. 畳んだ状態で陰干しで乾燥

ワンピースの洗濯表記を確認し、洗濯機での洗浄が可能か確認しましょう。

ひっかかりを少なくするために、ファスナー・ボタン・フックなどはしっかりと閉め、洗濯ネットのサイズにあわせて畳むことで、型崩れやヨレ・縮みを防止することができます。

中性洗剤を利用し、おしゃれ着洗い(デリケート)モードで洗濯機にかけます。脱水時間を調整できる場合は、30~60秒と短い時間に設定し、生地をいためないように注意が必要です。

日陰の風通しのよい場所で平おき、またはたたんだ状態で干すことで綺麗な形をキープすることができます。

場所の関係上、どうしてもハンガーを使用したい場合は厚手のハンガーや、ハンガーにタオルを巻き付けて厚みをつけで干すと、立体的に仕上がります。

ワンピースの日々のお手入れと保管方法

しっかりと洗濯表記を確認すれば自宅でもこまめに洗う事ができます。目に見えなくても汚れはついてしまうもの。

汗のつきやすいワキや襟や、化粧品(ファンデーション・口紅)などがついてしまった場合はすぐに中性洗剤を直接添付し、それから洗濯機にかけるようにしましょう。

それでも、とれないシミなどがある場合や長期保管する前などはクリーニングに出し、しっかりと汚れを落とすようにすれば、大切なワンピースを長く繰り返し着る事が可能です。

すぐに洗濯しない場合は、汗ジミ処理を行いましょう。帰宅後、すぐに汗が乾く前に、水で濡らして絞ったタオル2枚で、汗をかいた箇所をはさむように裏表からおさえて、タオルに汗をうつしとります。

クローゼットに収納する際もシワがつかないように、厚手の肩にハンガー跡がつきにくいものにしたり、ハンガーにタオルを巻き付け厚みを出したもので収納すると型がくずれにくくなります。

また、ニット素材は重みでのびてしまうため、たたんで平置きがおすすめです!

まとめ

まとめ一枚でおしゃれが完成する万能アイテムのワンピース。普段使いのものは正しい洗濯の仕方でお手入れをすれば、長く大切に着ることができます。

冠婚葬祭などの長期保管が必要なもの、衣替えなどでしまいこむ前にクリーニングに出し目に見えない汚れも落とし、メンテナンスしましょう。クリーニング店によっては保管してくれるサービスもあるので、上手に活用していきたいですね!

今回はワンピースのクリーニングに出すポイント、注意点から自宅での洗濯・保管の仕方などを紹介しました。

大切な日、大切なワンピースを素敵に着れるように少しでもお手伝いできれば嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございます!

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この記事を書いた人

ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。

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