【徹底比較】リナビスとリネットの料金・サービスから仕上がり品質まで!

「リナビスとリネットって同じように見えるけどどこがどう違うの?」

「リナビスとリネットはどっちがコスパが良いの?」

「仕上がりの品質はどう・・??」

宅配クリーニングの中でも認知度の高いリナビスとリネット。同じ宅配クリーニングでホームページを見ると同じようなことが書いてあるけれど実際のところ何がどう違うの??とサービス選びに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

編集部 佐藤
というわけでこんにちは ラクリー編集部洗濯ソムリエの佐藤です!

宅配クリーニングとネットで検索すると必ず目にするのがリナビスとリネットですよね。宅配クリーニング自体を初めて利用する方にとって、何を基準にどう選べばいいのか分からず困ってしまうことも多いのではないでしょうか?

ここではそんな2社の特徴、料金形態から、実際に利用して分かった仕上がり品質の違いなど、ぶっちゃけどうなの?レベルで徹底的に比較をしています。どちらを利用しようかな・・と迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね!

リナビス公式リネット公式

ここからは掘り下げてリナビスとリネットの特徴を比較していきます!

※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。
目次

コスパはどっちが良い?リナビスとリネットの価格を徹底比較!


宅配クリーニングのコスト4要素

  1. クリーニング代
  2. 送料
  3. 月額会員費用
  4. オプション加工代

宅配クリーニングのコスパを考える際には上記4つの要素をチェックしましょう。ここからはそれぞれを比較していきます!

1. クリーニング代|リナビスはパック料金、リネットは1着ごとの個別料金

宅配クリーニングは大きく2つの料金形態に分かれます。1つが衣類数点をまとめてパック料金として設定している料金形態。もうひとつが一般的なクリーニング店と同じように衣類1着ごとにクリーニング代が決まっている料金形態です。

リナビスはパック料金。リネットは個別料金制を採用しています。一見比べづらいのですが、1着料金で考えると何を預けるのが良いのかが見えてきます。

リナビスのパック料金

パック料金 1着あたり 保管
5点 8,580円(税込) 1,890円 無料9ヶ月間
10点 11,880円(税込) 1,080円
20点 19,680円(税込) 940円
ビジネスコース
計6点
4,830円 805円

リナビスの場合、5点・10点・20点、さらにスーツに特化したビジネスコース6点というプランが基本です。1着あたりの料金で考えると、805円~1,890円になります。

よりお得に利用するのであればこの1着料金よりも一般的なクリーニング代の相場が高い衣類を依頼するのが良いでしょう。ではリネットの以下の個別料金をもとにチェックをしてみます。

リネットの個別料金例

通常 デラックス
ワイシャツ 319円(税込)~ 740円~
スーツ上 1,045円(税込)~ 1,650円~
スーツ下 726円(税込)~ 1,360円~
セーター 649円(税込)~ 1,319円(税込)~
ブラウス 605円(税込)~ 1,250円~
ワンピース 1,353円(税込)~ 1,930円~
コート 2,090円(税込)~ 3,440円(税込)~
ダウン 2,280円~ 2,980円~
その他アウター 1,133円(税込)~ 2,530円~
スキーウェア 1,960円~ 2,726円(税込)~

リネットは街のクリーニング店と同様に衣類1着ごとに価格が決まっており、依頼したい分だけ加算していく形です。

黄色く塗られた衣類はリナビスの1着単位より高い価格です。つまり黄色に塗られている衣類をメインにクリーニングを利用するのであればリナビスがよりお得になります。

逆にリナビスにワイシャツなどのクリーニング代の安い衣類を依頼すると損をしてしまうので注意しましょう。

2. 往復送料|リナビスはパック内に送料込み、リネットは規定金額以下の場合自己負担

ナビスは基本的に送料が無料です。リネットは送料が無料になる金額が決まっています。月額429円(税込)のプレミアム会員の場合、3,300円(税込)以上で無料、通常会員の場合、11,000円(税込)以上で無料とまとめて注文をするか月額会員になるかしないと無料となりません。

ある程度まとまった衣類を注文するのであればリネットも送料無料までのハードルは低いといえます。

3. 月額会員費用|リナビスは無し、リネットは月額429円(税込)でプレミアム

リナビス リネット
通常会員 無料 無料
有料会員 月額429円(税込)

リナビスは会員費用等はとっていません。それに対してリネットは様々な恩恵が受けられる月額429円(税込)(税別)のプレミアム会員というものがあります。

注文するしないに関わらず、月額費用が課金されていきますのでクリーニング利用頻度が高い方は元が取れるかもしれません。逆に2,3か月に1回、あるいは半年に1回程度しか利用しないような方はプレミアム会員の様々な特典のメリットと、月額費用の負担が見合わないためあまりおすすめできません。

リネットのプレミアム会員の特典内容は、【悪評の真相は?】リネットで服7点をクリーニングした私の口コミ!で詳しく解説しています。

4. オプション加工はリナビス・リネットともに豊富

クリーニングには様々なオプションが用意されています。宅配クリーニングにおいては無料サービスとして行っているものから、有料で行っているものとあるところが多い印象です。

リナビス、リネットの無料・有料オプションの有無と価格を比較しました。

無料オプション一覧

業者名 リナビス リネット
簡易シミ抜き
ボタン修理
毛玉取り
ほつれ簡易補修
※5cm程度のものまで
無料再仕上げ

リナビスはおせっかいというより丁寧さを売りにした宅配クリーニングのため、無料サービスの範囲も広くなっています。リネットはホームページ上では謳っていませんが、簡単なほつれなどであれば対応してくれたという声もあります。

有料オプション一覧

リナビス リネット
カビ抜き 540円
撥水 1,058円 660円(税込)
汗抜き 540円 1,000円 ※ダブル
防虫・カビ   440円(税込)
花粉防止 440円(税込)
折り目 440円(税込)
デラックス仕上げ  385円(税込)~1,500円

有料でつけられるオプションは上記の通りです。夏場のスーツや冬物の長期保管前のアウター類におすすめの汗抜き加工では、リネットがドライクリーニングと水洗いによるダブルクリーニングなので汗の落ちは良いでしょう。

各オプションの詳細は以下の記事でも詳しく解説しています。このオプションってどんな内容?と気になる方はぜひ併せてご覧ください。

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リナビス公式リネット公式

リナビスとリネットの仕上がり品質を比較!

クリーニング料金が安いことはとても重要な要素のひとつですが、実際に気になるのはクリーニングの品質。ここでは実際に利用して分かったそれぞれの違いを写真とともに比較していきます。

比較項目は以下の3つの項目です。

  1. 届いた時の梱包の状態
  2. ワイシャツのシワの付き具合
  3. 臭いの強弱 ※主観的となるので参考程度

 梱包状態はリナビスが◎!リネットは〇

リナビス

【リナビス】

  • 専用ダンボールで折りたたまずに梱包

リナビスは長方形の専用ダンボールで納品されます。ジャケットやワイシャツなどを2つ折りしないような大きさなので余計な折ジワがつきません。また輸送中の揺れで動かないようにハンガーが固定されています。その点の配慮が好印象です。

リネット

【リネット】

  • 専用ダンボールか専用バッグか選ぶことができる
  • どちらも2つ折りでの梱包

リナビスは長方形の専用ダンボールで納品されます。ジャケットやワイシャツなどを2つ折りしないような大きさなので余計な折ジワがつきま

リネットはお届け時の梱包状態を、上記のようなリネット専用バッグかダンボールかどうか選ぶことができます。ただどちらも共通しているのが、リナビスと違いジャケット類などはすべて2つ折りにされています。その為、折ジワは気になります。

専用バッグはおしゃれさはありますが、ダンボールと違い外圧で型崩れを起こす可能性があるのでそれらが気になる方はリネット専用ダンボールを選びましょう。

ワイシャツの仕上げの良さはリナビス!リネットはシワが目立つ・・

衣類の中でもワイシャツの仕上がりはクリーニングの品質や丁寧さがわかりやすい衣類です。ここではそれぞれのワイシャツの仕上がりを比較してみました。なお、リネットは通常仕上げです。デラックス仕上げではありません。

リナビス

リナビスはハンガー仕上げで全体を折りたたまずに梱包されているのもあって折ジワ・たたみジワは目立ちません。プレスの仕上げも丁寧さが感じます。

リネット

リネットはハンガー仕上げですが、リナビスと違って肩幅で袖が折り込まれているため、パッと見で目立つシワが気になります。また袖、肩周りは少し雑さが感じられるので価格相応の仕上がりと言わざるえません。

リナビス・リネットともに臭いは気にならないレベル

ワイシャツの場合、ランドリー洗い(水洗い)なのでドライクリーニングの独特の臭いはしません。それ以外の臭いもほとんど気にならないレベルです。

【仕上がり品質に関する総評】

全体的な仕上がり品質で言うと、リナビスが良い印象です。というのもリナビスは1着換算すると940円~1,890円かかるので逆に丁寧な仕上がりでないと納得できない価格帯でもあります。

リネットは1枚あたり319円(税込)なのでリナビスほどの丁寧さを求めるのはなかなか難しいと感じます。

リナビスとリネットの宅配クリーニング+保管サービスを比較!

宅配クリーニングの人気サービスでもある「衣類の保管」はリナビス、リネット共に提供しています。リネットの場合は、「プレミアムクローク」という別サービスで展開しています。まずはそれぞれの保管料金の違いを比較してみました。

リナビスとリネットの保管パック料金比較表

リナビス ※最長9か月間の保管
点数 内容 パック料金 1着料金
5点 クリーニング+保管 8,580円(税込) 1,890円
保管のみ 4,750円 1,045円(税込)
10点 クリーニング+保管 11,880円(税込) 1,080円
保管のみ 8,500円 850円
20点 クリーニング+保管 19,680円(税込) 940円
保管のみ 18,360円(税込) 800円
リネット ※最長8か月間の保管
点数 内容 パック料金 1着料金
7点 クリーニング+保管 10,780円(税込)/17,480円(税込) 1,440円(税込)/2,640円(税込)
12点 17,480円(税込)/29,680円(税込)
18点 24,800円/42,800円

※リネットは左の価格が「プレミアムクローク」、右の価格が「プレミアムクロークluxe」

リナビス・リネット共に2種類の保管サービスが用意されている

【リナビス】

  1. クリーニング+保管
  2. 保管のみ(ボタン修理、毛玉取り、アイロンがけ、ほつれ修理、9ヶ月保管のみ)

【リネット】

  1. クリーニング+保管①プレミアム仕上げ
  2. クリーニング+保管②プレミアム仕上げ+各種オプション付き

リナビスではクリーニング+保管、クリーニングは行わずアイロン掛けやその他の修理をし、保管のみを行ってくれるコースがあります。リネットはクリーニング+保管で2種類のコースが用意されています。

それぞれの保管内容の詳細は以下の記事でより詳しく紹介していますので併せてチェックしてみてください。

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汗抜き加工がリネットは標準サービス|リナビスは別途オプションにて汗抜き依頼!

【リナビス】

  • 汗抜き加工は1着あたり540円

【リネット】

  • どちらのコースも標準で汗抜き加工付き

リネットは2種類のコース共に「汗抜き加工」がついています。リナビスは汗抜き加工は別途オプションにて1着あたり540円かかります。汗抜きを希望する場合、リネットが価格的なメリットは大きいです。

特に汗が残ったまま長期保管をすることは、酸化による黄ばみや虫食いなどの原因となるので保管時には出来るだけ汗抜きをすることをおすすめします。

保管期間|リナビスは最長9か月間、リネットは最大8か月間

保管期間はリナビスは最長で9か月間、リネットは最大8か月間です。宅配クリーニングの保管サービスの中ではどちらも標準的な期間といえます。

リナビスとリネットの注文からお届けまでの流れを比較

工程 リナビス リネット
注文 ネット ネット
バッグ到着 自宅に専用バッグが届く、衣類を詰める
集荷・発送 ヤマト運輸に集荷の連絡をする
工場到着 検品作業
クリーニング
待機期間
不明 場合により最大3か月間のクリーニング前保管
クリーニング 衣類のクリーニング
保管 最大9ヶ月 最大8ヶ月
発送 ヤマト運輸にてお届け

ネット注文をすると、数日後に専用バッグが届き、ヤマト運輸に集荷連絡をして発送するという一連の流れはどちらも同様です。

工場に到着した衣類は検品作業を経て、クリーニング・保管となりますが届いてからすぐにクリーニングがされないケースもあります。そのクリーニングまでの待期期間についてリネットはホームページ上で以下のように明記されていました。

お預かりした衣類の確認作業を行い、お客様へお預かり内容をご連絡いたします。確認後は、1点1点きちんとハンガーにかけ(セーターなどはたたみ)、温度、湿度が管理された専用保管庫にてクリーニングを待ちます。

※急ぎの洗浄が必要でないと判断した衣類については、専用保管庫にて保管した後(最大3ヶ月)、クリーニングを行う場合がございます。

(引用:リネットプレミアムクローク公式)

リナビスはその点について記載がなかったため不明です。

トラブル時の連絡|コールセンターはリナビス・リネット共に設置!

依頼前に聞きたい事、あるいはクリーニングの仕上がり後の不具合が起きた時には両社とも電話連絡ができるコールセンターを設けています。

リナビス 050-3628-4810
10:00~17:00(月~土) ※祝祭日は除く
リネット 0120-199-929
03-6632-9516
10:00~13:00、14:00~17:00

結論!リナビスとリネットはそれぞれどんな人が向いている!?

上記の各社の特徴を踏まえておすすめ用途別にまとめてみました。あくまで目安として参考にしてみてください。実際に依頼する量やモノの種類によって最適なプランは変わります。

冬物アウターなどの衣類を中心に預けたい人はリナビス!

冬物のコート類がハンガーにかかっている画像

  • リナビスのパック料金で1着あたりの価格を安く抑える

リナビスをお得に利用するのであれば、一般的に1着のクリーニング代が1,500円以上する冬物のコートやダウンジャケット、その他アウター類を依頼するのがおすすめです。

1着単位でクリーニングに依頼したい場合はリネット!

  • 1着単位で気軽に依頼できる
  • 送料が無料になる分まで依頼する必要がある

1着単位で気軽に利用したい場合はリネットがおすすめです。リネットは1着あたりの価格もリーズナブルな設定なので価格を抑えて宅配の利便性を感じたい人から人気があります。

ただし、送料が無料になる金額以上を依頼しないと逆に送料がかかって高くなってしまう場合があります。

布団・毛布を保管したい人

布団2枚が畳んである

両社とも布団・寝具類のクリーニングまで対応しています。それぞれ詳細は別記事で解説していますので併せてご覧ください。

リナビスとリネットの口コミや評判はどう?

ここでは実際に2社のサービスを利用したことのある方の生の口コミ・評判をリサーチしてまとめています。良い口コミだけではなく悪い口コミも参考にしてみてくださいね!

リナビスの良い口コミ

リナビスの悪い口コミ

リネットの良い口コミ

リネットの悪い口コミ

まとめ

どちらも宅配クリーニングの中では大手と呼べる会社で、利用者が多い分良い口コミ・悪い口コミそれぞれたくさんありました。

不満の声としてはクリーニングの仕上がりでトラブルにあってしまったり、発送・受取りの段階での事務的なミスにあってしまったという方もいました。

その一方、やはり宅配クリーニングの便利さ、仕上がり品質に対して満足の声も多かった印象です。

万一、不幸にもトラブルに遭遇してしまった場合は速やかに連絡をして再仕上げをしてもらうよにするようにしましょう。

リナビス公式リネット公式

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この記事を書いた人

ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。

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