革靴が雨に濡れてしまった後の対策と濡れる前の予防策を徹底解説!

編集部 佐藤
こんにちは ラクリー編集部の洗濯ソムリエの佐藤です!

雨の日だからって、外出しないわけにはいきません。お気に入りの革靴を履いていたら、突然降ってきた雨で濡れてしまった。こんな経験をした人はいませんか。

今回は、革靴やムートンブーツの雨の日の対策を解説しています。普段のお手入れ方法も紹介しているので、合わせてご覧ください。

※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。
目次

そもそも革靴は雨で濡れると良くない?

雨に濡れている革靴革自体、水が苦手な素材だということはありません。しかしこれには前提として、正しいケアを行うことが挙げられます。

水が革靴の内側にまで浸透することを予防したり、濡れた後に正しい対策をしたりすることが大事です。

雨の日に濡れてしまった革靴のお手入れ方法

革靴のお手入れ雨の日に塗れた革靴のお手入れを怠ると、カビが発生する可能性があります。革靴のお手入れ方法を見ていきましょう。

一般的な革靴のお手入れ方法

革靴のお手入れセット一般的な革靴のお手入れ方法を見ていきます。

用意するもの

  • シューキーパー
  • クロス
  • ブラシ
  • 乳化性クリーム
  • クリーナー
  • リムーバー

手順は全部で6つあります。

手順1 シューキーパーをセットする

シューキーパー靴の履きジワを伸ばすために、お手入れの前にシューキーパーをセットします。靴の皮が張るので、お手入れしやすくなります。

手順2 汚れを取り除く

柔らかい素材のブラシを使って、靴についている汚れを取り除きましょう。

手順3 リムーバーを使う

今までに塗っていたワックスやクリームも、時間が経つと汚れになります。リムーバーを使って、革靴の汚れだけではなく古いワックスやクリームなどを落としてください。

内側の汚れまで取るため、この手順は2回繰り返します。

手順4 乳化性クリームを塗る

革靴用の乳化性クリーム米粒2粒から3粒程度の乳化性クリームを、ブラシを使って靴になじませましょう。ブラシを使うと、手で塗るより乳化性クリームがなじみやすくなっています。

靴の柔らかい場所は、最初に乳化性クリームをつけるとシミや黒ずみの原因になります。かかとやつま先などの固い場所から、柔らかい場所に乳化性クリームをつけていきましょう。

手順5 ブラシで乳化性クリームをのばす

乳化性クリームを、靴全体に伸ばしてください。ここでは、ブラシを大きく動かすのがコツです。

手順6 余分な乳化性クリームを取り除く

クロスを使って余分な乳化性クリームを取り除きます。普通のクロスでも問題ございませんが、グローブになっているクロスがあれば、作業が楽にできます。

以上が、革靴の基本のお手入れです。

ムートンブーツなどの雨じみ対策やお手入れ方法

ムートンブーツムートンブーツの雨じみのお手入れ方法を解説します。

用意するもの

  • 柔らかい素材のタオルを数枚
  • 新聞紙を3枚ほど
  • ブラシ

手順は全部で6つあります。

手順1 雨じみを取る前に準備

靴のどこに雨じみがあるのかを、確認します。水にタオルを浸して、固く絞ってください。

手順2 雨じみを取る

布で雨じみの部分をトントンと叩きこんで、汚れが取れるなら続けます。強くこすらないでください。

手順3 タオルを取り換えながら雨じみを取る

タオルを取り換えながら、ふたたび水に濡らして固く絞りましょう。取り換えた布で雨じみの場所以外を叩いて、水分を与えます。

各パーツで縫い合わせたタイプのムートンブーツは、雨じみのあるパーツだけ濡らしてください。上部が一体になっているものは、全体的に水分を与える必要があります。

手順4 形を整える

雨じみの場所と周囲の見た目に差がなくなってから、ムートンブーツに新聞紙を入れ形を整えてください。

手順5 陰干しをする

陽の当らない場所で、陰干しをしてください。

手順6 ブラッシングをする

ムートンブーツが乾いてから、ブラッシングして毛並みを整えましょう。

ムートンブーツでは、雨じみを取るだけではなく、周囲に水分を与える手順が必要です。

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雨の日に革靴を守るための対策と予防方法!

雨の日に革靴を守るための対策があります。2種類の対策を解説しました。

出かける前に撥水スプレーを使う

革靴の防水スプレー雨の日に革靴を使うときは、出かける30分前に撥水スプレーを使うのが簡単にできる対策です。靴の上部だけではなく、全体的に撥水スプレーを吹きかけてください。

撥水スプレーは靴が濡れてから使えません。撥水効果がありませんし革靴にダメージを与えてしまいますので、外出前に使うようにします。

靴底にデリケートクリームを使う

靴底が乾燥した状態だと、汚れや水分を吸収しやすいです。濡れた雑巾で靴底を拭いた後に、薄くデリケートクリームを塗りましょう。

革が柔らかくなりすぎて靴底の減りを早めるため、塗り過ぎは禁物です。透明で何色の革靴にも使えるデリケートクリームを、1つ持っておくのがおすすめです。

雨の日用の革靴を用意するのもあり!

雨の日専用の革靴として、ラバーソールを用意する方法もあります。ラバーソールは耐水性が良いため、水分が靴の内部にしみこみにくいです。

しかしラバーソールはレザーソールと比べてフォーマル感が無いので、冠婚葬祭に合わないデメリットがあります。ラバーソールとレザーソールどちらを使う場合も、事前に撥水スプレーをしておきましょう。

カビが生えてしまった革靴は、プロのクリーニングに依頼がおすすめ!

お手入れをしても、カビが生えてしまうことがあります。そんなときはプロにクリーニングを依頼するのがおすすめです。靴の使用環境にもよりますが、表面についた多くのカビを取り除けます。

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まとめ

雨の日の靴のお手入れを解説しました。靴が塗れてしまったときのお手入れは、普段しない分面倒に感じるかもしれません。しかし正しいお手入れをすればするだけ、綺麗な状態を維持できるわけです。

丁寧にお手入れをしていれば、「あの時綺麗にして良かった。」と感じられる日が来ることでしょう。

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この記事を書いた人

ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。

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