【疑問解決】羽毛布団クリーニングの料金・頻度・お手入れまで徹底解説!

「羽毛布団ってそもそも洗っても大丈夫なの??」

「そういえば我が家の羽毛布団は一回も洗ったことないな・・」

「でもクリーニング料金が高そう・・」

お布団のクリーニングってあまり頻度も多くないし、今まで洗ったことなくてよくわからない・・!そんな方も多いのではないでしょうか?

ワーママみゆ
というわけで、こんにちは!3人のちびッ子の育児でてんやわんやのラクリー編集部ワーママみゆです!

布団の中のダニやカビなども気になるし、クリーニングをして汚れをすっきりリセットしたい!そう思う方も多いはず。

ここではそんな羽毛布団のクリーニングに関する疑問や気になる点について徹底解説していきます!

※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。
目次

羽毛布団のクリーニングに出す頻度やタイミングは?

羽毛布団をクリーニングに出す際に気になるのがどれぐらいの年数を使ったらクリーニングすべきなのか?という事。

クリーニング店・寝具店によってその見解は様々で「半年に1回・1年に1回・汚れが目立つようであればクリーニング」と説明をしているお店がありました。

その為ここでは羽毛製品の高品質化を厳しくチェックする第三者機関の日本羽毛製品協同組合の以下の目安を参考にしています。

使用年数による羽毛布団の状態(目安)

使用年数 状態 対応
2~3年 羽毛のボリューム減、側生地の汚れ クリーニング
4~5年 羽毛のボリューム減、側生地の汚れ・傷み リフォーム
6~7年 羽毛のボリューム減、側生地の汚れ・傷み・羽毛の噴き出し・偏り リフォーム 
10年以上 リフォーム・買い替え

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羽毛布団は最低でも2~3年に1度はクリーニングがおすすめ!

2~3年程度の使用をすると羽毛布団のボリューム感が減り、それと同時に側生地も汚れてきます。その為、購入してから最低でも2~3年に1度はクリーニングに出すのがおすすめです。

羽毛布団の汚れの状態によっては半年~1年に1回も!

汗をたくさんかく季節に使用する夏用の肌掛け羽毛布団や、子供がおねしょをしてしまったり、ペットを飼っている場合は、汚れが付きやすくなります。

もちろん布団カバーによって守られていますが、カバーの下の側生地も少なからず汚れます。そういう場合は半年~1年に1回クリーニングをしてあげるとより衛生的です。

羽毛のボリュームや温かさが無くなったと感じた時も!

フカフカな新品の時のよりも使用年数が経つにつれて徐々に布団のフカフカがぺしゃんこになってきます。

この原因は汗や皮脂などの汚れが羽毛についてしまうため。ダウンボールと呼ばれるたんぽぽのような綿毛状態の羽毛が汚れによって膨らまなくなることで全体のボリュームが減ってしまいます。

またボリュームが減ることは保温性の低下にもつながるのでこのように感じたタイミングでクリーニングに出すのもおすすめです。

年数が経過した羽毛布団はリフォームもおすすめ!

年数が経過した羽毛布団は、リフォームすることで快適な眠りを取り戻すことができます。

羽毛布団は、使用するうちに中の羽毛が圧縮されてしまったり、汚れが蓄積されたりすることがあります。

その結果、保温性が低下したり、臭いが発生したりすることがあります。しかし、リフォームをすることで、布団の中の羽毛をきれいに洗浄し、ふっくらとした状態に戻すことができます。また、必要に応じて羽毛の追加や、新しい生地の取り付けなども行うことができます。

ただし、布団の状態や使用環境によっては、リフォームが不可能な場合もありますので、事前に相談することが大切です!

クリーニング費用、新しい布団を購入する費用、羽毛布団のリフォーム費用とを比較した上で進めるのがおすすめです。

昭和西川

昭和西川の公式ホームページ画像

昭和西川は日本を代表する寝具メーカーの一つであり、寝具製品の品質の高さが人気です!

素材の選定から縫製、検品までを自社で一貫して行い、厳しい品質管理のもとで製品を提供しています。

そんな昭和西川では羽毛布団のリフォームサービスを提供しています。

羽毛布団は使用するうちに中の羽毛が圧縮されたり、汚れが蓄積されたりすることがあるため、リフォームをすることで、羽毛の洗浄や追加、新しい生地の取り付けなど、必要な修理や交換を行うことができます。

特に、羽毛をきれいに洗浄することで、保温性が高まり、より快適な眠りを得ることができるので数年使用した羽毛布団におすすめです!

昭和西川の詳細

そもそもの羽毛布団の品質の良し悪しによっては、フェザーの噴出しがひどかったり、側生地の縫製部分がほつれたりする等、耐久年数が変わります。

クリーニングに出すよりも新たに買い替えたり、リフォームをした方がコスパが良い場合もあるので、購入金額・羽毛布団の品質によって対応を検討するようにしましょう。

羽毛布団のクリーニング料金相場を徹底リサーチ!

業態 価格相場
一般 3,300円(税込)~11,000円(税込)前後
宅配型 4,000円~11,000円(税込)前後
寝具店 3,300円(税込)~11,000円(税込)前後

業態問わず価格重視のお店だとおおよそ3,300円(税込)〜。平均的には6,000円前後が相場となります。

店舗への持ち込みが必要な街のクリーニング店や寝具店では2〜3枚以上の布団の持ち込みはなかなか重労働です。家族の分をまとめて依頼したい場合は、運送業者が引き取りに来てくれる宅配型もおすすめです。

料金は、送料がかかる分宅配型が多少割高です。とはいえ持ち込んだり、引き取ったりする手間がないのでコスパをどう捉えるかによります。

羽毛布団のクリーニングにかかる日数はどれぐらい?

クリーニング店によって変わりますがおおよそ1週間~2週間程度で仕上がります。早いお店だと5日前後もあります。

羽毛布団クリーニングの繁忙期でもある6月~10月前後はさらに納期が1~2週間延びるので2~4週間と考えておくと良いでしょう。シーズン中にクリーニングに出したい人はクリーニングが仕上がるまで有料でお布団レンタルを行なっているお店もあります。

羽毛布団クリーニングができるお店は大きく3パターン!

羽毛布団のクリーニングを行っているお店は大きく3つあります。1つが街のクリーニング店・もう一つは全国宅配で対応してくれるクリーニング店・最後に寝具店です。ここからはそれぞれの特徴について細かく見ていきます!

1. 街のクリーニング店に直接持ち込む

業者名 金額 備考
白洋舎 6,000円~ 宅配も可
ポニー 3,300円(税込)~ 宅配も可
うさちゃん 5,000円~
ホワイト急便 要確認 宅配も可

お洋服と同じように街のクリーニング店に持ち込んで依頼する方法です。羽毛布団を購入した際に付いてくる布団用のバッグに入れるなどして持ち込む必要がありますが、サイズや依頼枚数が多いとかなり重労働です。

おおよそ羽毛布団1枚あたりの相場は3,300円(税込)~8,000円。家のすぐ近くにあったり、車で持ち込みが可能な方にはおすすめです。

2. 宅配型の羽毛布団クリーニングを利用する

自宅にいながら運送業者が布団を引き取りに来てくれる宅配型のクリーニング店はここ数年で多くなりました。持ち込みと引き取りにクリーニング店に行く手間がないので布団のような大きなものにはもっとも適したサービスです。

1枚からもクリーニング可能ですが料金面を考えると2~3枚依頼するのがおすすめです。

クリーニング店への持ち込みやコインランドリーでのクリーニングに比べるとやや割高ですが、労力と時間をコストに換算するとさほど差がないのかもしれません。

また布団クリーニングの実績が多いクリーニング店に場所を問わず依頼できるのもメリットの一つです。

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3. 寝具店での羽毛布団クリーニング

お布団や毛布・枕などを販売している寝具店の中にもクリーニングをしてくれるお店があります。寝具店ではリフォームや打ち直しなども対応しているので、劣化が気になる布団を出すのにもおすすめです。

ただし、寝具店も街のクリーニング店と同様、持ち込みをする手間や近所に無い場合があるので手軽さでは△。

近所に布団対応可能なクリーニング店や寝具店がない場合は、自宅にいながらクリーニングを完結できる宅配クリーニングがおすすめです。

羽毛布団のクリーニングは本当に必要?メリットとデメリットを解説!

羽毛布団クリーニングのメリット

  • 中の羽毛についた汗・皮脂・汚れまで綺麗にできる
  • ボリュームアップしたフカフカで保温性のある布団に戻る
  • 側生地についた汚れも綺麗に落とせる
  • 布団としての機能が長持ちする

羽毛布団クリーニングのデメリット

  • ドライクリーニングの場合、羽毛の油脂分が多少失われる
  • 粗悪品はクリーニングによって劣化がひどくなることも
  • 不適切なクリーニングをした場合トラブルになることも

羽毛布団の耐用年数は一般的には10年以上といわれています。適切なタイミングでクリーニングをすることで本来の羽毛の吸湿発散性や保温性を維持したまま使い続けることができるのでクリーニングは永く使う為に必須といえます。

 

羽毛布団も長持ち!日々のお手入れ方法解説!

羽毛布団はカバーをかけて使うため、普段のお手入れはカバーをこまめに洗濯して取り換える程度です。

羽毛は湿気を吸ってもまた発散してくれる働きがありますがそれでも多少こもります。それらの湿気を定期的に逃してあげることがお手入れとして重要です。その方法は以下の通りです。

天日干しをして湿気を逃す

羽毛布団を天日干しする頻度のおすすめは月1〜2回程度。側生地に使われることの多い、ポリエステルや綿は直射日光が当たることで色褪せや劣化を起こします。干す時はカバーをかけたままで構いません。

干すのに最適な時間帯は10時〜15時までで、表・裏と片面1時間を目安に干しましょう。

風通しの良い場所で陰干しも

天日干しに限らず、陰干しもおすすめです。中の湿気を逃すだけではなく、羽毛布団の中に空気を送り込んであげることでカサがふんわりと戻ります。

折り畳むことでポンプのように湿気を逃す

干す以外にも、羽毛布団を折り畳んでポンプのように中の湿気を外に出す方法もあります。雨が続いて干せない梅雨時期にはこの方法も有効です。

また湿気だけではなく、中にこもった臭いなどが気になる場合にもおすすめです。ただし折り畳む際には、側生地や縫製部分(キルティング)が傷まないように優しく行いましょう。

突発的に汚れがついてしまった場合は手でつまみ洗い!

飲み物や食べ物をこぼしてしまったり、鼻血などがついてしまったなど突発的な汚れの場合は、その部分だけを水でつまみ洗いをしましょう。そのあとはしっかりと乾燥させるようにします。扇風機やドライヤーなどを当てて乾かすのもおすすめです。

羽毛布団の保管方法

羽毛布団は3等分にして畳むのが良いでしょう。この畳み方だと専用バッグなどにも入れやすくなります。

湿気対策をする

収納する際にも湿気がこもらない工夫が必要です。通気性の高いケースや、布などに包んで保管するのも良いでしょう。

押入れに布団類を重ねて収納すると、床と接している面が特に湿気がこもります。ホームセンター等で購入できるスノコの板を床面に置いてその上に重ねると湿気が逃げやすくなります。

またシーズンオフの保管中でも押入れから出して定期的に干すのもおすすめです。

羽毛布団の圧縮袋での保管は基本NG!

綿布団などと違って、羽毛(ダウンボール)や羽根が入っている羽毛布団は圧縮は基本的にNGです。

圧縮しすぎるとダウンボールが壊れたり、羽根の羽軸が折れて側生地を突き破るリスクがあります。購入時についている通気性が確保されたバッグなどに入れる、布やシーツに包んで畳んだ状態で保管するようにしましょう。

仮にどうしても圧縮したい場合は、適度に空気が残る程度に圧縮するのが良いです。

羽毛布団の長期保管サービスを活用するのも便利!

  • クリーニング後に最長6~9ヶ月間保管してくれる
  • 保管に最適な湿度・温度で管理
  • 別途保管料金がかかる

宅配型で展開しているクリーニング店では布団のクリーニングに付随して長期保管サービスを提供しているお店もあります。保管期間はだいたい最長6ヶ月〜9ヶ月。

自宅の収納スペースの確保という点だけではなく、梅雨時期・夏の高温多湿の時期を最適な環境で保管できるのも大きなメリットです。

羽毛布団を自宅でクリーニングした方の口コミ・評判

羽毛布団は自宅で水洗いができるものも多くあります。自宅で初めて洗った方、あるいは何度か経験している方など様々です。

クリーニング店に依頼した方の口コミ・評判

宅配クリーニングは初めての利用で不安でしたが電話では丁寧に回答して頂き色々聞きやすかったです。水洗いされた布団は本当に綺麗に梱包がされていましたし、肌触りとボリュームがありえないくらいアップしてふわふわで、とても嬉しくてメールしてしまいました。

早く夜になってほしい、そう思えるくらいの肌触りと、いい匂いがしました。プロに頼むとこんなに違うとは・・・これからは年に1回は利用したいと思っています。今後とも宜しくお願いします!

(引用:リナビス)

布団がすごく白く、きれいになっていてびっくりしました。布団の丸洗いは家ではできないのでまた使いたいです。

(引用:カジタク

とっても便利!大きな布団を運ぶのも洗うのも大変なのに、家に取りにきてもらえキレイになって返ってくるのでとても便利です!毎年、布団をかえる時期には利用したいと思います!

(引用:カジタク

自分の判断で行うクリーニングと違って、洗い方や乾燥工程に迷うこともなくプロに任せて綺麗にできるという便利さと安心感にメリットを感じている方が多い傾向です。

自分でクリーニングをして失敗して布団をダメにしてしまうリスクや、クリーニングにかかる時間や手間を考えればクリーニング料金も相応・・と考える方もいるようです。

また街のクリーニング店ではなく、自宅まで引き取りに来てくれる宅配型のクリーニング店を利用する方も増えているようです。

自宅でクリーニングをした方の口コミ・評判

この間全自動で洗いました(^-^)
どうしても浮くので縦に折って折って折って細長くしたら、端から空気を抜きながら丸めていきます
ネットに入れて中性洗剤で洗います
すすぎの時にネットから出してもいいかもですね
乾燥はコインランドリーで50分くらいです
なんとなくですが、側生地の焼け防止に一緒にタオルを入れてます(^^; なんとなくね
持ち帰ってさらに干すか、布団乾燥機にかけてください

(引用:ヤフー知恵袋

エマールで洗ってますよ。
ニトリで買ってきた安い羽毛布団だったので思い切って洗っちゃいました!

8kの洗濯機でダブルの羽毛布団をネットなどには入れずにドライコースで洗濯、
形を整えてしっかり干して取り入れた後にバサバサふってたら羽の偏りも直りました。ふわふわになりましたよ!

(引用:ヤフー知恵袋

ニトリなどで買えるリーズナブルなものはクリーニング代が逆に高くつくため自宅で洗う方が多いようです。また乾燥工程は近所のコインランドリーを使うという方もいました。

取扱い絵表示を見て、洗濯機での洗濯処理が可能なもの、あるいは手洗い(水洗い)が可能なものは自宅で行うのも有りです。

ただし、使用年数がある程度経っていて側生地が傷んでいるような場合は洗濯機の摩擦で破れてしまうこともあるので状態を見極めて行うのが良いでしょう。

自宅で洗う場合は、洗い方や乾燥方法によって仕上がり具合が変わります。その為、満足度や失敗談は洗った方の技量によって大きく左右されます。

コインランドリーでクリーニングをした方の口コミ・評判

今日、コインランドリーで2枚洗濯してきました。カバーも一緒に。1000円で洗濯、500円で乾燥してきました。気持ちがいいですよ、自分で洗濯すると安いし。

(引用:ヤフー知恵袋

コインランドリーで「羽毛布団を洗ってください」っていうから800円で洗濯。
乾燥が440円(税込)。できあがったら綿がぼろぼろ、四方に羽根が集まって団子状態。
これじゃ〜もう寝れません。

1220円(税込)も使ってこれです。
いっそ新品の布団を買った方がよかったですか?

(引用:ヤフー知恵袋

自宅の洗濯機では入りきらず・・という方の中には近所のコインランドリーで安くクリーニングをする方も多いようです。コインランドリーの場合、洗濯だけではなく乾燥機も併設されているので乾燥後のフワフワ感がたまらないという声も多数ありました。

その一方、中には失敗をしてしまう事例もちらほら・・。

何より多かったのは、乾燥含めて1,500円前後でクリーニングを済ませることができる点ですが状態によっては劣化がひどくなる場合もあるのでその点の見極めが重要です。

羽毛布団に関するギモンQ&A

羽毛布団って一度買ったらそこまで買い換えることもないので意外と知らない事ばかり。ここではそんな羽毛布団のクリーニングに関する疑問をQ&A形式でまとめて解説しています。

Q:羽毛布団の寿命ってどれぐらい?

東京西川 汚れの状態にもよるが、一般的には10年程度が寿命
その他寝具店 10年~15年程度。
ニトリ 特に定めておらず、保温性などの機能低下が起こったら買い替え検討

羽毛布団の寿命は一般的には10年~という寝具店が多いです。中の羽毛の品質や使い方にもよりますが羽毛自体は20年~30年近くの寿命と説明する寝具店もありました。

低価格な羽毛布団の場合は、保温性などの機能低下が起こったら買い替えを検討するのが良いでしょう。

Q:買い替えか?クリーニングかの判断はどうすればいい?

コスト 労力
自宅 洗剤代・水道代 干す時が大変
コインランドリー 1,000~2,200円(税込) 持ち込むのが大変
クリーニング店・寝具店 3,300円(税込)~ 持ち込むのが大変
宅配クリーニング 4,000円~ ほぼ労力無し

羽毛布団のクリーニング料金の相場は1枚あたり3,300円(税込)~8,000円です。クリーニング料金の安い高いの基準は人それぞれの為、クリーニング料金相場との兼ね合いで自宅・コインランドリーを利用するか判断するのが良いでしょう。

とはいえ自分で洗う場合はなかなかの重労働なのでその点がネックになる方もいるようです。

羽毛が極端にボリュームダウンしていて保温性が低下しているような場合は、買い替えを検討するほうが良い場合もあります。

Q:そもそも羽毛布団のクリーニングってどんな洗い方?

布団のクリーニングは衣類のクリーニングよりも頻度が少ない為、意外と知らない人が多いのではないでしょうか?羽毛布団のクリーニングには以下のような方法があります。

スッキリ度 おすすめ度
丸ごと水洗い ★★★★★ ★★★★★
ドライクリーニング ★★☆☆☆ ★★★☆☆
リフォーム ★★★★★ ★★★☆☆

ここからはそれぞれの洗い方の特徴を解説していきます。

羽毛布団を丸ごと水洗い|内部までしっかり綺麗にしたい人向け

  • 中の羽毛の洗浄効果が高い
  • 汗の汚れをはじめとする水溶性の汚れに対して◎
  • ボリューム感と保温性の復元性が高い
  • ドライクリーニングよりは側生地への影響がある

洗浄効果が高いのが羽毛布団を丸ごと水洗いする方法。水やお湯などと羽毛布団用の洗剤を使って洗う為、中の羽毛についた汚れをスッキリ取り除くことができます。その為、フカフカで温かい羽毛布団に生まれ変わります。

もともと使われている羽毛は水鳥であるダック(アヒル)・グース(ガチョウ)の羽毛を使用しているため水洗いの影響はほとんどありません。

羽毛布団クリーニングの専門店などではこの水洗いを行うお店がほとんどです。

ドライクリーニングによる羽毛布団のクリーニング

  • 側生地の縮み・傷み等、クリーニングによる劣化が少ない
  • 水に弱い素材(シルク等)も洗うことができる
  • 羽毛の油脂分が奪われるため機能の低下を起こす場合も
  • ドライクリーニング溶剤の臭いが残ることも

ドライクリーニングとは、水の代わりに溶剤と呼ばれる液体を用いて行うクリーニング方法です。基本的に水に弱い・あるいは型崩れや寸法変化・風合い変化のリスクが高い衣類に行われるクリーニングとなります。

ただし中に入っている羽毛の油脂分を少なからず奪ってしまうので、何度もドライクリーニングを行うことは温かさや吸湿発散性などの機能低下を起こす可能性があります。

布団を解体して羽毛を洗う(リフォーム・打ち直し)

  • 中の羽毛だけを取り出して徹底的に洗うため洗浄効果が高い
  • カサの不足分は新たに充填することもできる
  • サイズ変更・側生地のデザイン変更等で生まれ変わる
  • リフォームなので20,000円以上はかかることが多い

側生地を解体して中の羽毛やフェザーを取り出して中身だけで洗浄から乾燥まで行います。クリーニングの終わったダウンは新しい側生地の中に詰め込んで新しい羽毛布団として生まれ変わります。

この方法はリフォーム扱いになるため、クリーニング店ではなく寝具店でのサービスとなります。価格は20,000円以上が相場です。

Q:羽毛布団にもダニはたくさんいるの?

羽毛(ダウンボール)や羽根自体にはダニは繁殖しないといわれています。ただし長年の使用で付着した汗・皮脂汚れは、ダニの好物でもあるためそれらに寄ってくることでダニが繁殖し始めます。

また側生地のシミや汚れも同様です。数年に1回はクリーニングで汚れと一緒にダニの死骸やフンも洗い流しましょう。

Q:羽毛布団の防ダニ・防カビ加工はつけるべき?

羽毛布団に防ダニ・防カビなどのオプション加工をつけるかどうかで料金が変わります。1枚あたり、500円〜2,200円(税込)程度で別途費用がかかります。

この防ダニ・防カビ加工に関しては、クリーニング店によっては人体への影響を考えあえて行わないというところもあり、全てのお店で行なっているわけではありません。

Q:ボロボロになってしまった布団ってお直し・リフォームできるの?

羽毛布団の経年劣化例

  • ボリュームが減ってぺしゃんこになる
  • フェザーが噴き出してくる
  • 側生地の縫製が破れてしまった
  • 側生地の傷みや汚れがひどい
  • 臭いが酷くなった

このようなトラブルは使用年数が経つにつれて現れてくる経年劣化です。元々の羽毛布団の品質以外にも使用方法や使用頻度、保管状況によって発生するタイミングは異なります。

これらは全て羽毛布団のリフォーム・打ち直しが可能です。その際には信頼できるリフォーム業者に依頼をしましょう。

Q:リフォームは高い!?買い替えをしたほうが良い場合も!

羽毛布団はリフォーム・打ち直しが可能です。リフォームとは今使っている羽毛を中から取り出し羽毛のみを洗浄したうえで新しく布団として蘇らせる方法です。

側生地を新調したり、サイズを変更するなど自由度が高いので経年劣化が目立ってきた場合に行うと良いでしょう。ただし、リフォームの相場は20,000円~50,000円かかるため新しく購入するのが良い場合もあります。

Q:羽毛布団のクリーニングを個別洗いって何が良いの?

個別洗いのメリットは、「より衛生的に布団のクリーニングをしてもらえること」です。一般的に布団のクリーニングは大型の業務用洗濯機の中に入れて一般衣類と同じように水や洗剤を使用してクリーニングされます。

この際にお客さんごとに羽毛布団を分けて洗うことを個別洗いと呼びます。数年間洗っていない他人の布団と一緒に洗われるのが嫌な方におすすめです。

Q:自宅洗いかコインランドリーでのクリーニングのメリット・デメリットは??

羽毛布団には自宅で水洗いができるものもあります。また自宅での水洗いができるものはコインランドリーでもクリーニングが可能です。

クリーニング店に依頼するより労力や手間はかかりますが割安にお手入れができるのでクリーニング代を抑えたい人におすすめです。

自宅洗いのメリット

  • 外に持ち運ぶ手間が無い
  • 自宅の洗濯機・浴槽で洗うことができる
  • コストはほとんどかからない

自宅洗いのデメリット

  • 洗濯機に入らない
  • 手間と時間がかかる
  • 水を含むと重くて持ち運べない
  • ベランダまでの道のりが水浸しになる
  • 完全に乾燥させないとカビや悪臭は発生することも

コインランドリーのメリット

  • 大型洗濯機があれば洗濯が簡単
  • クリーニングに出すよりも割安
  • 乾燥機があるため乾燥工程も楽
  • 乾燥機を使うとよりフワフワに仕上がる

コインランドリーのデメリット

  • 持ち込むのが大変(複数枚あるとなおさら)
  • 布団対応のコインランドリーで無いとクリーニングできない
  • 回転による負荷がかかるため側生地へのダメージがやや大きい

布団のクリーニングができる大型洗濯機があるコインランドリーでもクリーニングが可能です。クリーニング店と同様に、持ち込む手間があることと、布団クリーニングが可能なコインランドリーを探す必要があります。

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まとめ

羽毛布団のクリーニングをしたことのない人からすると、本当に洗えるの?と不安になりますよね?とはいえ人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれています。

言うなれば、1年間であれば365日毎日コップ1杯分の汗を布団にこぼしているのと同じです。羽毛には湿気を発散する機能が備わっていますが、やはりある程度年数を使ったらクリーニングは必須です。

ぜひこちらの記事をきっかけに羽毛布団をクリーニングしてみてください!

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この記事を書いた人

ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。

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