コンセント増設はどこに頼む?工事費用の相場からおすすめ業者まで解説!

コンセント増設どこに頼む
編集部 佐藤
こんにちは ラクリー編集部の佐藤です!

コンセントの増設が必要になった際、どこに依頼したらいいのか迷うことはないでしょうか。できるだけ費用を抑えたいものの、工事をするうえでトラブルが起こるのも避けたいものです。

そこでこの記事では、コンセントの増設を行う際の業者の選び方や費用目安、あらかじめ気をつけておきたいこと、移設後の注意点などを解説します。

コンセントの増設ってどこに頼めばいいのか迷っている方はぜひ参考にしてみてください!

※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。
目次

コンセントを増設する方法

コンセントコンセントの数が足りない時に素人でも簡単にできるのが、延長コードや電源タップを使ったタコ足配線です。しかし、一つのコンセントから容量以上の電力を使用すると、延長コードや電源タップが過熱し、火災になる恐れがあります。

最も安全で確実なのは、コンセントの数を増やすことです。そこでまずは、コンセントを増設する方法についてご紹介しましょう。

差し込み口の数を増やす

コンセントの差し込み口元々コンセントが設置されている場所であれば、挿し込み口の数を増やす工事は簡単にできます。この方法はコンセントの内部配線をつなぎ替えるだけで済むため、電気配線を変える大がかりな作業は必要ありません。

テレビやパソコンなど、特にコンセントをたくさん必要とする場所に増設する場合は、6口のコンセントにするとよいでしょう。また、パソコン・スマホ用にUSBコンセントやコンセントLANを設けるのもおすすめです。

ただし、この方法では電気容量を増やすことはできません。

1ヵ所のコンセントで使用できる電気容量は、一般的に1,500W(15A)までとされています。エアコンや電子レンジなど、消費電力が大きい電化製品を使用する場合は、専用のコンセントを設ける方法が一般的です。

ちなみに、主な電化製品の消費電力は大体以下のようになります。

エアコン 約600~2,000W
電子レンジ 約500~1,500W
テレビ 約200~500W
パソコン 約20~150W
冷蔵庫 約250W
ドラム式洗濯機 約200~1,300W
炊飯器 約1,300W
ドライヤー 約1,200W

差し込み口の数を増やす場合は、1ヵ所のコンセントにどの電化製品をつなぐのか、またそれらの電力のおおよその合計がどれくらいになるのかを確認してみましょう。

電気配線を分岐・延長する

電気配線コンセントがない場所に新しく増設したい場合は、すでにある電気配線から分岐や延長をして設置する方法があります。

電圧が100Vであれば、どの電気配線からでも分岐・延長することが可能で、1つの回路につなげられるコンセントは4~5つです。

ただし、この方法も使用できる電気量が増えるわけではないため、消費電力の大きい電化製品を使用するとブレーカーが落ちやすくなります。

分電盤から新たな配線を引く

分電盤差し込み口の数を増やしたり、電気配線を分岐する方法では、電気量がオーバーしそうで心配という場合は、分電盤から新しい配線を引く方法がおすすめです。

分電盤とは、各部屋につながっている電気配線に電気を分けて送るための装置で、ブレーカーと共に箱状のカバーの中に収まっています。

分電盤の回路に空きがあれば、新しく専用の電気配線をつなげることができます。1,000W以上の電力を消費する電化製品や、専用の差し込み口を必要とする大型家電などを設置する際は、この方法が最も適しています。

専用の配線があると便利なのは、以下のような電化製品です。

  • エアコン
  • 冷蔵庫
  • 電子レンジ
  • 洗濯機・乾燥機
  • IHクッキングヒーター
  • 食洗機

ちなみに上記の電化製品には、漏電を外へ逃がすためのアース線の差し込み口も必要です。

また、分電盤の回路に空きがない場合は、新しいブレーカーを増設するか、分電盤を新しくする必要があります。いずれの場合も、コンセントを増設する方法の中では、最も費用が高く手間がかかる工事になります。

コンセントの増設を依頼できる業者は?

コンセントの増設を依頼できる業者さん

  1. 電気設備業者(電気屋・電気工務店)
  2. 電気工事の資格を持つプロ(個人など)

大前提としてコンセントの増設などは電気工事に関する資格を持っている方でないとできません。それを踏まえて実際にどんなところに依頼できるのか?どうやって依頼できるのか?をまとめました。

電気設備業(家電量販店・電気工務店)

電気工事電気設備業者とは、街の電気屋さんや電気工事を取り扱う電気工務店等をさします。近所にある電気屋さんを調べるのであれば、「地域名+コンセント増設工事」とGoogleやヤフーで検索をすると近くの電気屋さんの情報が出てきます。

コンセント増設には電気工事関連に資格が必ず必要となりますが、電気屋さんであればその点は安心です。

コンセント増設だけではなく、インターネットのLAN配線などを同時に依頼するなど他の電気工事にも幅広く対応してくれます。

電気工事の資格を持つプロ(個人など)

近所の電気工事業者に依頼するのと同様に、最近ではネット上で電気工事の資格を持つプロに依頼することも可能です。

依頼者とプロを繋ぐマッチングサービスの「くらしのマーケット」や、一括で地域の業者さんの工事費用の見積もりができる「ミツモア」など便利なサービスが出てきています。

より自分の費用相場やニーズに合った業者さんを選ぶことができるのが特徴です。

コンセントの増設を業者に頼む際の選び方のポイント

コンセント増設業者選びのポイント
  1. 電気工事士などの資格保有者が対応すること
  2. 過去の実績や評判を参考にする
  3. 相場感から大きく乖離していないこと

コンセント移設に対応してくれる業者といってもさまざまです。そこで、実際にコンセントの増設を依頼する業者を選ぶポイントを紹介します。

電気工事士などの資格保有者

そもそもコンセントの増設には、電気工事士の資格がないと作業ができません。国家資格でもある、「第二種電気工事士」、「第一種電気工事士」、「特殊電気工事資格者」などを持つ業者やプロに依頼する必要があります。

過去の実績や口コミ・評判を参考にする

最近ではネット上でGoogleの口コミも見ることができたり、マッチングサービスにおいては各事業者ごとに利用者の口コミ評価を詳しく確認ができるようになっています。

口コミには工事当日の対応、事前確認の連絡、そのほか追加料金についてなど利用前に参考になる情報が書かれていることがほとんどです。

初めて利用する人にとってはサービス選びの重要なポイントとなるので必ず確認をするようにしましょう。

相場感から大きく乖離していないこと

相場を知るには1つの電気設備業者・電気屋さんの価格だけを見ても分かりません。

極端に安い場合、現場での追加料金が高くなる可能性もあるのでいくつかの業者の価格を比較をして相場感を掴んでおきましょう。

コンセントの増設にかかる費用・料金相場はどれくらい?

箇所 費用相場
テレビ用コンセント増設 5,000円~20,000円
エアコン用コンセント増設 15,000円~30,000円
有線LANコンセント増設 5,000円〜50,000円
屋外コンセント増設 15,000円〜70,000円

コンセントの増設と一言で言っても、屋内・屋外と箇所によって大きく異なります。また屋内であれば、エアコン用コンセント、テレビコンセント、有線LANコンセント、さらには単相コンセント(アースの有無)、三相コンセント(業務用)など様々です。

また電気配線をする際の分電盤からどれぐらいの距離にあるか?など設置環境によっても部材費用が変動します。

実際にはさまざまな要因で費用は異なりますが、上記表は一般的な目安としてコンセント増設にかかる費用をまとめています。

現場を確認しないと正確な見積もりが難しい種類の工事なので、あくまで参考としてお考えください。

コンセントの増設業者おすすめ3選!

ここでは実際にコンセントの増設を行ってくれる業者さん、また比較検討に便利なサービスをご紹介します!

自身のエリアに対応できる業者の相場を知りたい人には、いくつかの一括見積もりサイトを併用すると調べる手間が大幅に省けておすすめです!

ゼヒトモ

ゼヒトモ公式ホームページ画像

インターホン取付 プロにより様々
見積もり サイトでのメッセージ等々
納期 プロと要相談
対応エリア 全国

\無料見積もり比較はこちら/
公式HPはこちら

ゼヒトモは「サービスを受けたい方(お客様)」と「サービスを提供したい方(事業者)」をつなげるマッチングプラットフォームで、いくつかの簡単な質問に答えるだけで自宅近くのプロの事業者を見つけてくれる無料サービスです。

コンセントの増設は、電気屋さんなのか工務店さんなのか、家電量販店に依頼するのか悩んでしまいがちですが、ゼヒトモであればすぐにプロの事業者から連絡を受け取ることができます。

メッセージのやり取りを進めて、見積もりから依頼まで簡単にできるのでまとめていくつかの業者さんを比較したい方におすすめのサービスです!

くらしのマーケット

くらしのマーケット公式ホームページ画像

コンセント増設 8,000円〜
見積もり サイトでのメッセージ等々
納期 プロと要相談
対応エリア 全国

\くわしくはこちら/
公式HPはこちら

くらしのマーケットは、コンセント取付けの技術を持つプロの人たちを一括検索できるサービスです。修理を担当する方の顔写真と口コミ評価数、そして金額がパッと見て比較できるので非常に便利です。

コンセント増設のおおよその相場は、1台あたり8,000円〜20,000円前後です。

それぞれに特色があり、例えば女性一人暮らしの方が依頼しやすいように、女性スタッフが同行してくれるような業者さんもいます。

ミツモア

ミツモア公式画像

コンセント増設 業者により異なる
見積もり サイトでのメッセージ等々
納期 プロと要相談
対応エリア 全国

\くわしくはこちら/
公式HPはこちら

ミツモアは、日々の暮らしからビジネスまで幅広い仕事内容のプロに見積もりを一括で依頼できるサービスです。

コンセント増設について簡単な質問に答えるだけで、地域の依頼できる業者さんからメールで見積もりが届くので相見積もりを取って、コンセント増設の費用相場を把握するのにも非常に便利です。

各部屋のコンセント数と設置位置の目安は?

全国の一戸建ての平均床面積は約100~125㎡です。そして、コンセントの設置数の目安は120㎡に35個程度、あるいは2畳あたり1ヵ所などと言われています。

しかし、家庭で所有する電化製品の種類や数が増えている昨今は、必要なコンセントの数もより多くなっています。各部屋のコンセント数の目安と、使用することの多い電化製品は以下の通りです。※消費電力の多い電化製品は200Vのコンセントが適しています。

場所 コンセント数の目安 使用頻度の高い電化製品
キッチン 6~8 冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・電気ポット・コーヒーメーカー・トースター
※200V IHクッキングヒーター・食洗機
ダイニング 4~5 ホットプレート・卓上調理器
リビング・寝室 4~7 テレビ・パソコン・パソコン周辺機器・暖房器具・ホットカーペット
※200V エアコン
トイレ 2 温水洗浄便座・暖房器具
洗面所 3 洗濯機・ドライヤー・シェーバー・電動歯ブラシ
※200V 洗濯乾燥機
玄関・廊下 1~2 掃除機・足元灯
屋外 2 高圧洗浄機・芝刈り機・イルミネーション・BBQ機材
※200V 電気自動車

また、コンセントを設置する場所は、使用する電化製品によってそれぞれ適した位置があります。続いては各部屋ごとに、コンセントの使いやすい設置位置についてご説明しましょう。

キッチン・ダイニング

キッチンキッチンで使用する電化製品は、キッチンカウンターや棚などの定位置で使用することが多いため、コンセントもカウンターや棚の付近に設置すると使い勝手がよくなります。

ただし、消費電力の大きいIHクッキングヒーターや食洗器などは、工事費用はかかりますが、専用のコンセントを設けた方がよいでしょう。

一方、ダイニングテーブルでホットプレートや卓上調理器などを使う場合は、床に収納できるタイプのコンセントを設置するという方法もあります。

リビング(テレビ・パソコン周りなど)

リビングテレビやパソコン周辺のコンセントは、家の中でも特に多くの数を必要とします。少なくとも4口、できれば6口くらいを、近い場所に2~3ヵ所に分けて設置するのがおすすめです。

また、テレビボードの裏やケーブルが集中する場所は、コンセントにホコリが溜まりやすく、火災の原因になります。このような場所には、ホコリ防止のカバーが付いたコンセントを選ぶと安心です。

さらに、暖房器具や扇風機などの季節家電・掃除機・モバイル機器の充電などに使用することも考えて、テレビやパソコンと離れた場所にもコンセントを1~2ヵ所設置するとよいでしょう。

個室(寝室や子供部屋など)

ベッド周りのコンセントは、ヘッドボードやサイドテーブルなどに届きやすいよう、床から30~40cmくらいの高さに設置すると便利です。

一方、デスク周りのコンセントは70~90cmくらいの高さにあると、パソコンや照明などが使いやすくなります。また、季節家電や掃除機用に、床上20~30cmの一般的な高さのコンセントもあるとよいでしょう。

さらに、テレビ用にはアンテナ端子、エアコン用には専用のコンセントが必要になるため、電化製品や家具の配置を決めてからコンセントの設置位置を考えましょう。

屋外

戸建ての屋外屋外のコンセントは、主に玄関・庭や駐車スペース・勝手口の付近にあると便利です。設置する際は、必ず防水タイプの物を選びましょう。

玄関周りのコンセントは、センサーライトや常夜灯などに使うことが多く、防犯対策にも役立ちます。

一方、庭や駐車スペース付近のコンセントは、高圧洗浄機・芝刈り機・イルミネーション・BBQ機材など、幅広い種類の電化製品に利用できます。ただし、電動自動車には専用のコンセントが必要です。

そして、意外と使えるのが勝手口のコンセント。生ごみ処理機やセンサーライトなど、生活家電用にも防犯対策用にもおすすめです。

洗面所(洗面台・洗濯機周りなど)

洗面台周りでよく使用される電化製品は、ドライヤー・シェーバー・電動歯ブラシなどです。これらの家電は洗面台の前に立って使うことを考慮して、高い位置にコンセントを設置するとよいでしょう。また、床に近い場所にもコンセントがあれば、暖房器具や扇風機などを使いやすくなります。

一方、洗濯機を置く場所にはアース線の差し込み口、洗濯乾燥機の場合は200Vの専用コンセントが必要です。

廊下・階段・玄関

戸建ての廊下コード式の掃除機をお使いの場合は、廊下や階段にもコンセントがある方がスムーズです。廊下は適度に間隔を空けて1~2ヵ所、階段は上下に1ヵ所ずつあるとよいでしょう。また、掃除をする時以外は、夜間や非常時用に足元灯(フットライト)を挿しておくのもおすすめです。

玄関のコンセントも掃除機や足元灯といった実用的な物を使うのに便利ですが、その他に水槽やイルミネーションなど、趣味の物を置くためにも使えます。廊下の奥やリビングから延長コードを引く必要がなくなるため、見た目にもすっきりするのが利点です。

新築・リフォームの際に200Vの配線工事をするのも◎

家庭用コンセントの電圧は100Vが一般的ですが、エアコンやIHクッキングヒーターなどは消費電力が大きく、200Vの専用コンセントを必要とします。

また、最近はこうしたハイパワーな電化製品が増えており、電子レンジ・洗濯乾燥機・食洗機なども、200Vのコンセントの増設が必要となる場合があります。

200Vのコンセントを増設するには、屋外から200Vの配線を引き込み、屋内の電圧を変更する工事を行います。将来的に200Vのコンセントが必要になった時のために、新築時やリフォーム時にあらかじめ配線工事を済ませておくのもよいでしょう。

コンセントの増設を依頼する際の注意点

コンセント増設の際の注意点

  1. 賃貸物件の場合、管理会社・大家さんに相談をする
  2. 増設する場所はある程度イメージをしておく
  3. 追加料金について把握しておくこと
  4. 工事後の保証内容について確認をする
  5. ブレーカーに空きがあるか確認する
  6. 消費電力が大きい電化製品は専用の配線を引く

コンセントを増設する際、どのようなことに注意しておいたらいいか一般的なことを解説します。

マンション・賃貸物件の場合、管理会社・大家さんに相談をする

当たり前のことですが賃貸物件の場合は、必ず管理会社や大家さんに相談をしましょう。相談なく勝手に工事をしてしまうと大きなトラブルとなる可能性があります。

コンセント増設の内容によって可否が分かれます。

増設する場所はある程度イメージをしておく

コンセント設置業者さんからのプロ目線での提案はありますが、依頼をする前にある程度自分の中で使い勝手を考えた増設箇所をイメージしておきましょう。

実際に増設したはいいがいざ使う際に使いづらいとならないよう設置箇所は慎重に検討するのがおすすめです。

追加料金について把握しておくこと

業者さんによっては事前に追加でかかる可能性のある料金についての説明がある場合もありますが、こちらから必ず確認をするようにしましょう。

業者さんの会社全体では追加料金の事前説明を徹底しているとしても、担当者レベルでそれがなされないケースもあります。

電気工事の場合、状況によっては高額な追加料金が発生する可能性があることもしっかり理解をしておくことが大切です。

工事後の保証内容について確認をする

工事後に不具合が出た場合の保証内容を確認するようにしましょう。

工事からどれぐらいの期間が保証対象なのか?どんな不具合が保証対象なのか?再度工事をしてもらう際の流れはどんなものか?などこちら側から確認をするのもトラブルを未然に防ぐために必要です。

ブレーカーに空きがあるか確認する

ブレーカー家庭内で使用できる電気量の上限は、電力会社と契約しているアンペア数によって異なります。コンセントを増設して電気の使用量が増えると、アンペア数によってはブレーカーが頻繁に落ちてしまう可能性があるため、まずはブレーカーに空きがあるかを確認しましょう。

空きがない場合は、契約しているアンペア数を変更し、ブレーカーの増設や交換を行う必要があります。

消費電力が大きい電化製品は専用の配線を引く

ブレーカーが落ちるのを防ぐためにもう一つ必要なのは、消費電力の大きい電化製品に専用の配線を引くことです。

一般的に配線を新設することが多いのは、10A(1,000W)以上の電力を消費する電化製品や、冷蔵庫などのように継続して電気を使用する製品です。

具体的には、以下のような電化製品が該当します。新しく購入する際は、専用の配線を引く準備もしておきましょう。

電化製品 アンペアの目安
エアコン(10畳用) 最大で冷房時14A・暖房時20A
冷蔵庫(450L) 2.5A
電子レンジ(30L) 15A
IHクッキングヒーター(200V) 20~30A(最大 58A)
食洗機(100V卓上タイプ) 13A
ドラム式洗濯乾燥機(容量9kg) 洗濯時2A・乾燥時13A

出典:TEPCO「主な電気機器のアンペアの目安」

アース付きコンセントも増設できる?

アース付きコンセントとは、コンセントのすぐ下にアース線を接続するアース端子が付いているコンセントのことです。水回りで使用する電化製品や、電磁波が発生しやすい電化製品には、感電や故障を防ぐためにアース線が付いています。

アース線が配線されている場所であれば、アース付きコンセントに交換するだけで新設が可能です。一方、アース線がない場所は配線工事も必要となり、費用は3倍くらいになります。

コンセントの増設工事前に業者に伝えておくこと

コンセントの増設工事の見積もりを出してもらう際は、以下のようなポイントを伝えておくとスムーズです。

  • コンセントを増設したい場所
  • そこで使用したい電化製品
  • 近くに既存のコンセントがあるか
  • 分電盤(ブレーカー)の場所
  • 図面があれば、分電盤と増設を希望する場所を示す

コンセントの増設は、すでにコンセントがある場所に挿し込み口の数を増やすか、電気配線から分岐して新設するか、分電盤(ブレーカー)から新しい配線を引くかによって、工事費も時間も大きく変わります。そのため、見積もりの段階で上記のようなポイントを明確にしておくことがおすすめです。

また、配線の仕方には壁内に通す方法と室内側に通す方法とがあり、どちらを選ぶかによっても費用や手間が違います。

見た目がすっきりするのは、壁の内部に配線を通す方法です。ただし、壁内は柱の位置などの問題で配線を横に通すことが難しく、多くの場合天井裏や床下を通す方法をとります。そのため、工事費も時間もかかることになります。

一方、室内側に配線を露出させる方法は、比較的工事が簡単で費用も抑えられます。しかし、配線の途中に扉がある場合は扉の上部に穴を開けなければならず、見栄えの良さでは劣ります。ただし、木造の戸建て住宅であれば、屋外に配線を通すことで扉に穴を開けずに済む場合もあります。

コンセントの位置や数はもちろん、使用目的や配線の通し方などにも、具体的なイメージや希望がある方がプランを立てやすくなります。見積もりの段階でしっかりと伝えて、最適な方法を提案してもらいましょう。

ちなみに、コンセントの増設は電気工事士の資格を持っていなければできません。きちんとした知識がないままDIYで設置すると、漏電・感電・火災の恐れがありますので、必ず信頼できる業者に依頼しましょう。

工事費用を抑えるには?

前述の通り、コンセントの増設工事にかかる費用は、コンセントの数や種類、設置場所などによって大きく異なります。そのため、まずは複数の業者に見積もりを依頼して比較するのが一番です。

おすすめは、地域の電気工事業者に一度に見積もりを依頼できる比較サイトです。各業者が提示する見積もり金額を比較すれば、最安価格や大体の相場を簡単に把握できます。

ただし、費用の安さだけで業者を選ぶのはおすすめできません。希望通りにコンセントを増設できなければ、工事のやり直しで余計に費用がかかってしまうこともありますので、必ず実績の高い業者を選ぶようにしましょう。

一括で見積もりできる比較サイトでは、利用者の口コミや評価もチェックできます。一番安心できるのは、適正な価格で誠実に対応してくれる業者です。口コミや評価の高さを参考に、信頼できる業者を探してみましょう。

コンセントの増設工事に関するQ&A

ここではコンセントの増設で疑問点として多い事柄をQ&A形式にまとめました。

増設する時は壁を壊すの?

壁内の配線を工事するなら、壁を壊さなくちゃいけないの?と思う方もいるかもしれませんが、屋根裏や床下に配線を通せる場合や、配線をカバーするためのCD管という管が通っている場合は、壁をほとんど傷つけずに工事ができます。工事の際には、通線ワイヤーという道具を使って配線を通していきます。

一方、壁に穴を開ける必要がある場合も、配線カバーを使ったり、壁の補修をしてきれいに仕上げます。

コンセントを増設できないこともある?

キッチンのシンクや洗面所の洗面台、コンロのすぐそばなど、水がかかる可能性がある場所や火の気がある場所は、漏電や感電の恐れがあるため、コンセントを設置するのは危険です。

キッチンや洗面所にコンセントを増設する場合は、水気や火の気から距離がある安全な場所を選びましょう。業者に見積もりをしてもらう際に、安全性についてもしっかり確認しておくと安心です。

DIYでコンセントを増設できる?

コンセントの増設は電気工事士の資格を持っていなければできません。安易にDIYすると漏電や感電の危険があり、分電盤が故障する可能性もあります。必ず専門業者に依頼しましょう。

ただし、専用の器具を使えば、資格がなくてもコンセントを増設できることがあります。利用するのは、照明用の電源です。具体的には以下のような物が挙げられます。

・1灯2差ソケット

白熱電球のソケットと2つのコンセントの差し込み口が一体になった物。
コンセントがないトイレで温水洗浄便座の電源を確保したい時などに使えます。

・引掛シーリング増改アダプタ1型

天井照明を接続する引掛シーリングの側面に、コンセントの差し込み口が付いた物。
既存の照明のそばに新たな照明を設置したい時、天井にWebカメラやプロジェクターなどを取り付けたい時などに使えます。

上記のような器具はネットショップや家電量販店などで購入できます。設置の際は必ず照明のスイッチを切り、安定した足場を確保して作業しましょう。

まとめ

まとめコンセントの増設はほとんどの人にとって機会の少ない工事です。そのため実際にコンセントを増設したい!となった時に迷ってしまうことも多いでしょう。

料金もそうですが、しっかりと口コミや評判を調べた上で修理を依頼しないと高く依頼してしまうことにもなりかねません。

そんなことのないようにぜひこちらでご紹介したことを参考にしていただければ幸いです!

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この記事を書いた人

ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。

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