「ワイシャツの襟元の黄ばみを真っ白く綺麗にしたい!」
「ちゃんと洗濯しているのにまた黄ばんでくる・・」
「久々に着ようと出したら黄ばみがすごいことに・・」
目がさえるような白いワイシャツはとっても清々しい気分で着れますが、襟に黄ばみがあるとわかった時点でなんだかどよ〜んとした気分になってしまいますよね。
真っ白かったワイシャツの襟元に気づいたら黄ばみが・・。数回しか着ていないのに襟が黄ばんでしまったり、ちゃんと洗濯をしているのにそんな状態になってたりするとがっかりしますよね。
着てしまえばあまり人から見られる場所ではないものの、なんだか汚らしくて着る気が失せてしまうこともあると思います。
ここではそんなワイシャツの襟の黄ばみを真っ白くする方法と黄ばみを予防するために知っておきたいことをまとめました!ぜひ参考にしてみてくださいね。
※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。 |
知っておきたい!ワイシャツの襟・脇の黄ばみの原因とは?
- 首周りにかく汗・皮脂
- 汗で垂れてきたヘアーワックス等の整髪料の油分
- 上記汚れに含まれる油分を放置する事で酸化し黄ばむ
ワイシャツの襟が黄ばむ一番の原因は皮脂や汗です。人間の首は皮脂腺が多く、汚れもたまりやすい部分なのでなおさら。
特に汗をかく夏場は、そういった皮脂だけではなくヘアーワックスが汗とともに襟元に流れてきます。皮脂やワックスなどの油分がたまり、それが時間の経過とともに酸化することで黄ばんでしまうんです。
1週間分のワイシャツをまとめて休日に洗濯している方は汚れが襟元に固着し取れづらい状態になっている為、洗濯をしても油分を落としきれず黄ばむスピードが早くなります。
ワイシャツの襟・脇の黄ばみの落とし方6パターンを解説!
- 油汚れを剥がし、落とせるものを塗布
- 油を溶かす・分解するものを塗布
このいずれかができるものを黄ばみに作用させれば、綺麗になります。ここではワイシャツの黄ばみに効果的な家庭でできる落とし方をまとめました。
出来るだけ家に置いてあるもの且つ手間がかからない方法から順に紹介をしています。
方法 | 効果期待度 | 楽チン度 |
台所用洗剤 | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
固形石鹸 | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
重曹(補助的) | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
クレンジングオイル | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
酸素系漂白剤 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
襟汚れ用部分洗剤 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
セスキ炭酸ソーダ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
効果期待度が高いものほど洗浄力が高くなります。楽チン度は多くの家庭にもともとある材料を使えてさらに作業工程も手間がかからないものほど評価を高くしています。
わざわざ買いに行かなくてはならないであろうものや、つけおきの必要があるなど時間がかかるものは星を少なくしています。
ワイシャツの襟汚れ・黄ばみが酷い場合は、まずは家庭にあるもので簡単にできる方法を試し、それでも落ちない場合により効果期待度が高い方法を試すのがおすすめです。
ここからはそれぞれの方法を細かく解説していきます。
1. 台所用洗剤を使ったワイシャツの襟元の黄ばみの落とし方!
台所用洗剤の中性洗剤と弱アルカリ性洗剤の違い
項目 | 中性 | 弱アルカリ性 |
洗浄力 | 普通 | 高い |
対象繊維 | 全般 | 綿、麻、合成繊維 |
注意 | – | ウール・カシミヤには不向き |
洗剤名 | キュキュットなど | JOYなど |
それぞれの特徴は上記の通りです。弱アルカリ性は洗浄力が高いので、油汚れをスッキリ落としたい方向けです。ただし弱アルカリ性は衣類のシミ抜きに使う場合、繊維・素材によって色落ちや生地の傷みの原因になりますので色柄ものの場合、目立たない場所で色落ちテストを行うようにしましょう。
準備するもの
材料 | 量 | 働き |
台所用洗剤 | 適量 | 油汚れを落とす働き |
※重曹 | 小さじ1杯 | より高い洗浄効果が得られる |
歯ブラシ | – | シミ抜き時のブラッシングに使用 |
洗面容器 | – | – |
お湯(40℃前後) | – | 冷水よりも油落ちが良い |
※重曹が自宅にある場合、台所用洗剤と混ぜて使うとより効果的です。
上記のものを準備して黄ばみを落としていきます。
1-1. 洗面容器に40℃前後のお湯を張っておく
1-2. ワイシャツの黄ばみ部分を軽く湿らせる
1-3. 台所用洗剤を直接、首回りに塗る
もしも自宅に重曹がある場合には、適量を洗剤と混ぜたものを歯ブラシなどで塗布したり、直接重曹を洗剤を垂らした部分にふりかけて使うのも効果的です。重曹はアルカリ性のため、皮脂汚れに高い効果を発揮します。
1-4. ブラッシング・もみ洗いを繰り返す
1-5. 軽くすすいでそのまま通常の洗濯を行う
落ちていなかった場合は、このあとに紹介する「漂白剤を使った落とし方」を試してみましょう。
2. 固形石鹸を使ったワイシャツの襟元の黄ばみの落とし方!
準備するもの
材料 | 量 | 働き |
固形石鹸 | 適量 | 油汚れを落とす働き |
歯ブラシ | – | シミ抜き時のブラッシングに使用 |
洗面容器 | – | – |
お湯(40℃前後) | – | 冷水よりも油落ちが良い |
固形石鹸を直接黄ばみ部分に擦り付ける
重曹が自宅にある場合は、台所用洗剤の落とし方と同様に、固形石鹸をつけた上から適量をふりかけてブラッシングをすると効果的です。
1,2,4,5の工程は台所用洗剤の工程と同じです。
3. クレンジングオイルを使ったワイシャツの襟元の黄ばみの落とし方!
オイルタイプはその中でも汚れの油分に馴染みやすく汚れ落ちの効果が高くなります。リキッドやジェル、クリームタイプのクレンジングよりもオイルタイプがおすすめです。
準備するもの
材料 | 量 | 働き |
クレンジングオイル | 適量 | 油汚れを落とす働き |
歯ブラシ | – | シミ抜き時のブラッシングに使用 |
洗面容器 | – | – |
お湯(40℃前後) | – | 冷水よりも油落ちが良い |
クレンジングオイルを直接黄ばみ部分に擦り付ける
クレンジングオイルをそのまま襟の黄ばみ部分に垂らします。垂らしたあとはクレンジングに含まれる界面活性剤を皮脂汚れに作用させるために2~3分程度置いてから歯ブラシでブラッシング、あるいは手でもみ洗いを行いましょう。
1,2,4,5の工程は台所用洗剤の工程と同じです。
漂白剤を使ってワイシャツの黄ばみを落とす方法!
漂白剤には大きく2つの種類があります。違いは以下の通りです。
衣類用の酸素系漂白剤と塩素系漂白剤の違い
項目 | 酸素系 | 塩素系 |
漂白力 | 普通 | 高い |
対象衣類 | 白い衣類・色柄物も | 白い衣類(綿・麻・ポリエステル) |
繊維負荷 | 普通 | 大きい |
漂白剤には、粉末タイプと液体タイプがあります。粉末タイプの方が漂白作用は高いため頑固な黄ばみには粉末タイプを使いましょう。
漂白に関する取扱い絵表示
新表示 | 意味 |
塩素系・酸素系漂白剤による漂白処理ができる。 | |
酸素系漂白剤による漂白処理ができるが、塩素系漂白剤による漂白処理はできない。 | |
漂白処理はできない。 |
旧表示についてはこちらの新旧クリーニング表示を徹底解説|洗い方・干し方からF&Pマークまで!を参照ください。
4. 漂白剤を使った部分漂白の方法!
ワイシャツの襟元のみに漂白剤を塗布して落とす部分漂白。つけおきで全体漂白するよりも時間がかからないのでパパッと襟元の黄ばみを落としたい方におすすめです。直接、襟元に垂らして使いやすい液体タイプが楽チンです。
使う漂白剤はワイシャツごとの取り扱い絵表示に従うようにしましょう。
準備するもの
材料 | 量 | 働き |
衣類用洗剤(液体) | 適量 | 油汚れを落とす |
漂白剤(液体) | 適量 | 漂白 |
洗面容器 | – | – |
お湯(40℃前後) | – | 冷水よりも油落ちが良い |
4-1. 衣類用の液体洗濯洗剤を汚れ部分に塗布する
衣類用の洗濯洗剤を汚れの上に垂らしていきます。その後にもみ洗いをして、軽く水ですすぎます。
4-2. 漂白剤(液体)を同じく汚れ部分に塗布し、通常の洗濯を行う
衣類用の洗剤をすすいだあとは、その上から液体漂白剤を垂らして塗布します。目安量は漂白剤が生地に十分に染み込む程度。そのあとは時間を置かずにすぐに洗濯機に入れて通常の洗濯を行います。
5. 漂白剤を使った全体漂白(つけおき)の方法
漂白剤を使ってワイシャツごとつけおきをする全体漂白。ワイシャツごとに指示されている漂白剤の種類を守り、さらに使用する漂白剤の取り扱い方法にしたがって漂白を行います。
準備するもの
材料 | 量 | 働き |
漂白剤(粉末) | 適量 | 漂白 |
洗面容器 | – | – |
お湯(40℃前後) | – | 冷水よりも油落ちが良い |
今回は酸素系漂白剤のワイドハイターEXを使ったつけおき方法を紹介していきます。
5-1. 40℃前後のお湯を洗面器に用意
粉末タイプの酸素系漂白剤ワイドハイターEXパワーを40℃のお湯に溶かします。つけおきに使う際の目安量は、水1Lに対して5gです。
5-2. 30分を目安につけ置き、よくすすぐか洗濯をする
長時間の漂白は生地を傷めたり、色落ちする可能性があるので30分程度が安心です。
6. 市販のワイシャツの襟汚れ・黄ばみ用洗剤のおすすめ2選!
家にあるものを使って落とす方法以外に、襟元の汚れ用に作られた専用洗剤を使うのもおすすめです。買いに行く手間とコストがかかりますが、使い方は簡単で便利なものが多くなっています。
セスキ炭酸ソーダの高い洗浄力!「セスキの激落ちくん」
商品名 | セスキの激落ちくん 密着泡スプレー 洗剤 |
---|---|
容量 | 500ml |
価格 | 440円(税込)前後 |
セスキ炭酸ソーダとはアルカリ性の洗浄剤です。聞きなれない名前ですが、入浴剤などにも含まれる成分で、皮脂や油分の洗浄力の強さは重曹よりも高いと言われています。
セスキ炭酸ソーダは重曹と同じくもともと粉末で売られていて、これをスプレー状にして襟元の汚れに使っている方もいます。そんな作る手間を省いてくれたのがこのアイテムです。泡状のため汚れに密着しより効果的に作用してくれます。
ライオン トップナノックスエリそで用
商品名 | トップナノックス 部分洗い剤 エリそで用 |
---|---|
容量 | 250g |
価格 | 250円前後 |
油汚れに働く界面活性剤を25%含むアルカリ性の部分洗い洗剤。先端にはスポンジが付いていて襟元の黄ばみ部分に液剤をしっかりと染み込ませることができる使い勝手の良さも◎です。価格が安いので、ドラッグストアでも販売されているのですぐにでも使えます。
襟の黄ばみ専用洗剤ではありますが、実際には汚れの度合いによって落ち切らない場合もあります。その際は、漂白剤を使ったつけおきなどを試すのが良いでしょう。
ワイシャツの襟・脇の黄ばみを予防するためのアイデア&グッズ!
ベビーパウダーで皮脂や汗から守る!
アイロン用の糊でコーティング!汚れが付きづらい状態にする
クリーニング屋さんから仕上がるとパリッとしていますが、クリーニング店では糊というものを使っています。
糊はワイシャツの表面に1層膜を張るようなイメージなので、汚れが付着しづらくなる効果があります。皮脂や汗も同様につきづらいので襟元の黄ばみ予防にも効果があります。
市販ではアイロン用の糊というものが売られています。アイロンがけをする際に使うことで糊付けが可能です。
ワイシャツの襟汚れガードで汗や皮脂をつけない!
透明のテープ状になったもので、襟にピタッと貼り付けて使います。物理的に襟元をカバーするので、汚れはほとんどつきません。ただし、粘着力が弱くなってくるので半永久的に使えるというものではなく交換して使う必要があります。
大切なワイシャツや奮発して買ったお気に入りのワイシャツは出来るだけ綺麗に永く使っていきたいもの。
そんな時には襟部分の汚れを予防するグッズを使うのもおすすめです。
ワイシャツの襟元を出来るだけ綺麗な状態で着たいという方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
毎日洗濯しているのに黄ばんで来る場合に考えたいこと!
洗濯するものが多すぎて洗浄力が低下している?
洗剤の洗浄力が低い?
- 目安量を守っていない
- そもそも洗剤の洗浄力が弱い
洗剤の洗浄力が弱い原因の一つは洗濯物の量に対して洗剤の量が少ないということが考えられます。また洗剤自体にも洗浄力の大小があり、一般的に中性洗剤より弱アルカリ性の洗剤が洗浄力が高くなります。
ただし、その分繊維への負荷も大きくなるので、夏場の汗の時期は弱アルカリ性洗剤を使う・・いうように必要に応じて使い分けをするのもおすすめです。
洗濯頻度が低く汚れを数日間放置してから洗っている?
洗濯モードが弱すぎる?
シワを最小限に抑えたいがために常に弱モードなどで洗っていると、汚れ落ちが悪くなります。洗濯機のモードも汚れの具合や他の衣類の量などにあわせて変えて回しましょう。
すすぎ工程が不十分で洗剤の残りカスが原因?
洗剤が残っていると洗剤自体が時間の経過とともに酸化することもあります。すすぎ工程の回数が十分かどうか確認するのもおすすめです。
洗濯機にはコースがもともといくつか用意されています。ただし、夜の帰宅後に洗濯機を回さなくてはならないから出来るだけ短時間で済むように独自でコース内容を設定していたりすると上記のように洗浄力が低下した状態で洗っていることも・・。
ワイシャツの襟の黄ばみだけではなく、洗っているのに臭いが取れないなどは、「洗っているつもりが洗えていない」という可能性があります。
今一度日々の洗濯機のモード・洗剤・一度に洗う衣類の量などを見直してみるのもおすすめです。
プロのクリーニング屋さんに黄ばみ落としを依頼する場合
依頼する際には必ずこちらからワイシャツの襟元の黄ばみを落としてほしい旨を伝えましょう。黄ばみは通常のワイシャツのクリーニング代とは別で別途シミ抜き代がかかることがほとんど。シミ抜き料金はシミの状態やお店によってかなり差が出ます。
ワイシャツのクリーニング代がおおよそ1枚120円~385円(税込)ですが、それ以上のシミ抜き代がかかるケースが多くなります。場合によっては落としきれない黄ばみもあります。それらをあらかじめ知ったうえで依頼を検討するようにしましょう。
まとめ
もちろん予防することもできますが、黄ばみは誰もが経験するワイシャツのトラブルです。
そんな時に自宅で簡単に黄ばみを落とせたらとっても便利ですよね!ぜひこちらの記事を参考にワイシャツの黄ばみ落としにチャレンジしていただければ幸いです。